ホルトノキを見に大磯へ

3月1日に堀文子のアトリエ公開があり行って来た。

彼女は大磯に暮らしていて近くのホルトノキの生えている土地が売られて切られてしまうのを避けるためにそこを購入して木を守ったそう。その木を是非とも見たかった。

ホルトノキという名前をそれまで聞いたことがなかったのだが、由来はオリーブのような実がなるのでポルトガルの木と呼ばれたことからきているらしいが、日本の在来種の常緑広葉樹だそう。




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朝方まで強い雨が降っていたせいで、しなだれてしまっているカンザクラの下を通り抜けてアトリエと庭に入る。


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アトリエとお庭は見学してから、帰り道長い坂道を国道へと下っていく時、ほんの少し海が見えた。それは鼠色の部分の上にちょっと青いラインが町の景色の上に見えただけで、数歩も降りるともう見えなくなってしまった。

国道沿いに歩いて大磯の駅に向かっていくのに、そのあとはいくら海の方を見ても全く見えなかった。

普段は海を見ることのないところに住んでいると、せっかくなので海が見たいと思う。

道路の標識ではここは海抜5メートルとか10メートルとかの表示と津波が来たら避難するように書いてある。この間チコちゃんに叱られるで髪の毛が落ちていると汚く感じるのは、そこにないはずのものがあると不安になり、汚いと思うのだとテレビの人が言っていたが、その反対にそこにあるはずの海が全く見えないのもやはり不安じゃないだろうか。

その日は朝千葉で震度4の地震があってそれで目覚めたものだから、ここで大きな地震が来たら、果たして山の方に向かってかけて逃げることはできるか一瞬考える。今目の前の信号が変わりそうで走っても全然走れていないので、この身体では無理だろう。なのに、海が見たい。

大磯海岸の表示があった駅前の道を下っていき、やっと潮の匂いがして、バイパスの高架と海岸入り口の堤防の切れ目が四角い窓のようになっていて、そこから海がのぞいていた。

まず最初に目に入ったのがすごく荒れた波が押し寄せる景色だったので、想像の海とのあまりの違いに一瞬なんだろうと思ってしまった。砂浜が濃い鼠色で海も砂浜よりは薄い鼠色で高く大きな白い波が絶え間なく押し寄せてきて、ちょっとそれ以上は近づき難い感じで、見ていた。

広い砂浜に人かげもなく、それでもゆっくり波打ち際まで歩いて行った。

沖の方にはサーフィンをしている人が何人かいるのか、波に沿っている姿は見えなかったが、頭のようなものはずっと見えていた。

 


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そのあとはまた国道に戻り、旧島崎藤村邸に寄った。

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大磯は他にもお屋敷の跡とかがたくさんあるのだが、今回はここだけしか行かれなかった。

島崎藤村邸の向かい側に古民家カフェがあったので、そこに寄って大磯から帰った。
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(追記)

この記事がなぜか自分で下書きに戻してしまったのか不明ですが、無くなったと思って探したら、下書きの復元から出てきました。もしコメントや星が消えてしまっていたら、申し訳ありません。

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