堀文子展に行った

朝の7時過ぎ、家の外にゴミを出して、ついでに家の後ろに出るとそこだけ朝日が届いて日が当たっていて、そこに立ち顔を太陽の方に向ける。晴れている日はそうして毎朝太陽の暖かさを顔に感じて、それが身体の細胞を元気にしてくれていると、目を閉じて数秒の間光のシャワーを浴びるようにしている。冬であっても太陽の光に当たると暖かいのだが、この頃は太陽の熱量が以前よりも少なくなっているようにも感じる。

今朝は東京でも氷点下になったようだ。

日曜日の朝、町内会の廃品回収で雑誌や雑紙やダンボールなど年末で本棚を整理してたまったものを出した。

義母は12月に入ってから、家の中が暖かいと春が来たと思って、毎朝デイサービスに行く時にもうコートはいらないとどこかへ片付けてしまい、探しては嫌がるのを着せていたが、土曜日になったら突然、今日は元旦だから美味しいものをみんなで食べに行くのと言っていた。その割には普段着の上っぱり姿なのだが、お昼にうどん屋さんに車で行って食べて帰ると満足した様子。12月がなくてもう1月になってしまったようだ。デイサービスがなくて家にいると何回もヤカンのお湯を沸かして、そのまま火を消し忘れてしまうので、下の階の別世帯に分かれていて、目が届かないため、午後にはガスの元栓を閉めた。

最近はちょっとまとまって時間を一人にしておくのも心配になってきたので、昨日は車で1時間の義姉の家に義母を連れて行き、見てもらっている間に神奈川県立近代美術館へ行ってきた。そこから高速を使って2時間弱。滞在時間も2時間弱。帰りにやはり2時間弱。それでも無理かと諦めかけていたので、行かれて嬉しかった。

開催されていたのは『白寿記念 堀文子展』である。

今年の7月で99歳になられたそうで、女子美術専門学校の時代から去年の作品までを通して見ることができた。

私が堀文子さんのことを知ったのは堀さんが80代になられてから、何度かヒマラヤ山麓へ行っては幻の高原植物のブルーポピーの絵を描いた後のことで、以来彼女の絵とそのひととなりにとても惹かれている。

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上の絵葉書は一ヶ月前に、銀座のナカジマアートで開かれていた「堀文子展 2017・・・現在〜99歳のアトリエから〜」を見に行った時に買ったもの。上の段の一番右の「紅梅」(2016)と上段真ん中の「極微の宇宙に生きるものたちⅡ」(2002)は今回の展示で見ることができる。

徹子の部屋」で背後に飾られていて印象的な「アフガンの王女」(2003)の絵も展示されていた。

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着いたのが1時半過ぎだったので、展示より先に海の見えるレストランでランチを頂く。水平線がずっと光っているのが印象的だった。

長柄の交差点にあった蔵のパン屋さんは二年ぶりに通ったらもうなくなっていた。

すごく惹かれていたのだが、車が止まれないのでいつも通り過ぎるだけだったのに、なくなってしまっていると、行かれなかったことが残念に思う。

しかし、その先の道では新しい「パンとコーヒーと」という店が出来ていて、そちらは店の前の駐車場は満車で流行っている様子だった。寄り道する時間が惜しくて結局素通りしてしまったが、また次回来る時に(また二年くらい先か?)余裕があることを期待しつつ帰る。

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