8月30日 出口はどこに

8月ももう終わり。暑さは相変わらずだが、夏だった実感があまりない。サルスベリの花が咲いているのを見ても今までとは違う。以前だったら過ぎていく夏の名残を風や空や幻聴でいつまでも聞こえてくるお祭りのお囃子やらとともに眺めていた気がするのだが、ものすごく無感覚になってしまったように思う。

猫たちも一ヶ月前は朝から盛んに遊んで走り回っていたのが、最近はご飯よりおやつの子猫用牛乳をせがんで飲んだ後は午前中も寝ている。それでもまだ寝起きに鳴いているのでここにいるよというと膝の上に駆け上がってきて甘えている。

猫の飼育の本を読んだり聞いたりしたことは、それが猫にとってはどうなのかと考えると色々な疑問が出てくる。もちろん全て猫にとっていいようにということなのだろうが、本当に猫の立場かというとあくまでも人間の考える猫の生態であるように思えてくる。

例えば猫の食べ物はドライフードを1日2回でいいと本にあったり、ペットフード店でも2軒の店で言われた。またホームセンターやペットショップ、アニマルクリニックが勧めてくれたのも一般的な同じメーカーのドライフードであった。しかし、みんなにいいと言われると疑問が出てくるのが私の悪いところ。

もしかしたら、それは仕事で忙しく昼間家を開けることが多い今の暮らしの人間にあってる方式なのかもしれない。果たして、猫にとって本当にいいのかどうか。

獣医の書いた本やブログなどでは、実際の猫の食事とかけ離れた食事についての疑問や弊害などがあり、より考えてしまう。何より今の所1日4回あげてそれをさらに3分の一づつ食べてやっと1日の量と袋に示されている目安の3分の1くらいの量を食べているので、これを1日に2回にして、あげたらすぐ下げて置きっぱなしにしないというあげ方にどうやって変わっていくのかわからない。

最初の検診で痩せていますね、と先生に言われたのだが、ペット屋さんは痩せている猫には食べさせたいだけ食べられるように常に餌を置いておいたらとアドバイスされたので1日餌をおいておくのだが、食べる時と食べない時にムラがあり、食べないものを無理には食べてくれない。

でもこれはなんだか自分の子育てと妙に似ている。息子も体重が標準より低いとずっと言われ続けていた。でも食べろ食べろと言われて食べるものではないだろう。母乳が足りないからと粉ミルクを何ccとか記録をつけていたあの頃。今は猫日記に毎日食べた量をアバウトに記録する。本当は袋に平均体重と月から62グラムとか、73グラムとか書いてあるのだが、そんなに正確に測れないし、だいたい一袋を5日で食べる目安にしているが、食べたり食べなかったりの日々だが、小さいながらも成長していればいいと考えよう。猫も体重はちゃんと増えているので、試行錯誤しながらご飯について考えていきたい。

 

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昨日、久しぶりに車で近くの公園に行ってみた。薬科大学裏の城址公園。入り口に他の車が一台止まっていたが、公園に人の気配は感じられなかった。まだ湿度も気温も高くて、むわっとしている。公園の入り口に入った途端、やぶ蚊が集まってきて、立ち止まることもなくさっさと歩く。千歩くらいの散歩だった。その散策路の両側にある木が数本おきにナラ枯れの被害で木の表面から根元がフラスというオガクズのような茶色い粉が大量にたまっている。この後急速に枯れてしまう可能性があるという。そのためにこれから伐採されてしまう木もかなりあるようだ。森林の更新で木を切る必要もあるようだが、春に歩いていた時にはこれほどとは思わなかった。被害を目の当たりにしてかなりショックだった。

公園の外側にウォーキングコースが通っているのに気がついた。涼しくなって、やぶ蚊がいなくなったら歩いてみたい。

 

先は見えない。イスラエルでは2回の接種が終わっても六ヶ月過ぎればグリーンパスポートは期限切れになるという。日本でも来年には3回目を受けさせることを考えているようだ。私は何も言わないし、言えないし、出口など見えない。

 

 

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