久しぶりに国分寺の駅に行った。北口のすぐ目の前にツインタワービルを建設中で、もうすこし離れているのかと思ったら、本当に目の前ですごく圧迫感がある。
駅の中のガラスの天井から建築中のビルとクレーンがうっすらと透けて見えているが、私の頭の中では”ジャジャジャ、ジャジャジャ、・・”ゴジラのテーマ曲が流れてくる。
駅前の開発は置いておいて、南口から歩いてすぐの殿ヶ谷戸庭園へ行った。
駅前の騒音も中に入るとすぐ鳥のさえずりに変わる。高い木のてっぺんの方に小さな鳥の姿が見えるが、声を聞いても聞き分けられないのが残念。それでもしばらく耳を澄ます。
水の流れる音にも。
黄色い蝶がたくさん飛んでいた。廻遊式林泉庭園で一周回ると国分寺崖線を下りて池を横切ってまた登ってくる。
イチリンソウとカタクリ。
殿ヶ谷戸庭園は、国指定名勝になっていて、ポストカードによると、大正2年から4年にかけて南満州鉄道副総裁・貴族院議員を歴任した江口定篠の別邸として設けられたが、昭和4年、三菱財閥の岩崎家が買収し、津田さくの設計により、本館、茶室(紅葉亭)などが建てられた。
駅の反対側へ回ると新しくできた胡桃堂喫茶店へ行った。まだオープンして一週間ということで、ハレの日のランチということでお赤飯をいただいた。
店内にはクルミド出版の本と、古本の販売もしていて、それらの本がみんな私にとっては興味があるものばかり。思わず5冊も買ってしまう。