皇居乾通りの一般公開に行った

土日はすごく寒くて、月曜日はまた暖かくなった。

ついていくのが大変だが、暖かくなる分には体の負担は大変軽い。

朝、テレビで皇居の通り抜けのニュースをやっているのを見て、天気もいいので堪らずすぐに行ってきた。

皇居に来るのは何十年ぶりか、まるでお上りさんの心境だ。

奥から右に曲がって突き当たりで荷物検査があるところまで、並んで入るがスムーズに歩いている。

お巡りさんに、こんにちはと元気よく挨拶され、カバンの中をみせ、金属探知機で、ボディチェックされて通過する。特に問題なく横10列くらいで時間もほとんどかかっていない。

坂下門

ここから入場で、出口の乾門までのほぼまっすぐな道を通り抜けることができる。

立ち止まらず、歩くと指示されていたけど、本当は宮殿に向かってお辞儀くらいするべきだったか。

歩きながらの右左の景色

都内の方が、紅葉は遅いものの真っ赤になっているものもあった。

フユザクラ

トウカエデ

シキザクラ

道灌濠

突き当たりが出口の乾門

普通に歩いて15分くらいで出口に到着。

その後、皇居東御苑を通って東京駅方面へ向かうと、北詰橋門を抜けたところでもう一度荷物検査があった。

売店とか江戸城復元模型の展示とかあった。

大手門からまっすぐ歩いて東京駅へ。

普段は入ることの出来ない皇居の中が限定で公開されているということで、飛んで行ってしまった。

久しぶりの東京駅もすごく変わっていて、とにかく高いビルばかり聳えて空は隙間から覗くばかり。

皇居には森が残っていて限られた自然の中で、オオタカとかもすんでいるらしい。

電車に乗って帰ったが、その電車のアナウンスの騒がしいこと。ホームのアナウンスが何重にもエコーのようにずれながら向かいのホームとこちらのホームで同じことを繰り返し、女性の声と男性の駅員のアナウンスもこだまし、さらには大きい荷物の人やベビーカーなどが入り口にいると他の人の邪魔だから、邪魔とは言わないが配慮してくれというようなことを遠回しに何回も言い回しを変えてアナウンスする。

耳を塞ぎたくなる煩さでとても疲れて、歩いた時間はそれほどでもないのに、2駅くらいからはすっかり眠ってしまった。

unavailable.jp

 

ケーキとコーヒーとバラの花

最近は青空の綺麗な日が続いて嬉しい。

朝、ゴミを出して家の後ろに回るとそこに朝日が射している。元々うちの隣は5階でうちは3階で朝日は見れないのだが、さらに東側に15階建てのマンションが建ち、裏の道路に人一人分の細さの朝日が射しているのだ。その貴重な朝日を浴びるため(と言っても本当の日の出からははるかに過ぎて高く上がっているわけだが)ようやく射してきた貴重な朝日なのだ。裏の道路はあまり人通りがないので道の真ん中で太陽に向かって手をかざす。手のひらで太陽の暖かさからを受けながら、三角に手のひらをつなげておでこにも朝日を受けてみる。すると目は眩しさから逃れて周りの空気がよく見えるのだが、びっくりすることにそんな人通りも少ない空間に埃がいっぱい飛んでいるのが見えた。

よくテレビの歌謡コンサートとか舞台に照明が当たってその空間が埃がすごく見えて、これじゃあ歌っているのに喉も大変そうに思うことがあるが、普通に外の空間でも大きいのや小さい埃がわんさかと舞っているのだ。

これは空気を吸うだけで、いくらでもいろんなものを吸い込むわけだと思った。この誇りの一つにどれだけのウィルスがくっついていることか、世界中、離島だってみんな風に乗って周っているのだろう。

太陽の熱を手のひらに感じて、そっと手を合わせて、また少し離すと、その間の空間を何かが押し返すような力を感じる。これが気なのだろうかと考える。

それを頭のてっぺんから体の中に流すつもりで手を下に下ろしていく。

晴れた日にはこれができるだけでも有り難く太陽に合掌する。

自分がこの身体と魂と共に今日を生きていることに感謝

そして今日も自分が喜ぶことをして生きる

そんなわけで、初めてのカフェまで行ってきた。

隠れ家カフェ ローズ亭

名前も素敵だが、お店の方もとても暖かくて初めて訪れたとは思えない感じで、手作りのケーキとコーヒーを頂いた。

普通だったらチョコケーキを選ばないのだけれど、これは甘過ぎないしとても美味しかった。

お庭も見学できて、おそらく薔薇の盛りの季節にはこの何十倍も素敵なのだろうが、まだ残っているバラも随分あって、素敵な庭園だった。

 

こちらのカフェを知ったのはあとりえ悠さんのブログから。

教えていただき、ありがとうございます。

you3113.hatenablog.jp

 

 

「堀文子 植物画の軌跡」を観た

銀座のナカジマアートで『堀文子 植物画の軌跡』という企画展をやっていて、観に行ってきた。彼女は女子美術専門学校を卒業して、就職難の時代に帝大(現・東京大学農学部作物学教室で記録画を描く仕事に就いている。彼女のアトリエには科学者の観察眼で緻密に書き込まれた植物のスケッチ帳が千冊以上残されていたそう。

またスケッチが載った新刊もあったので、絵葉書と共に購入した。

堀文子の生き方は「群れない、慣れない、頼らない」だと語っている。70歳でイタリア暮らしをしたり、82歳で幻のブルーポピーを見るためにヒマラヤに登ったり、“行きたかったら、ある日突然消えたように行ってしまう“潔い生き方にすごく惹かれる。

「人には愛されないこと」がモットーだと言い、今の人たちがみんなと同じでなくては不安になってしまうのは「個」がなくなっていて、これは日本という国の精神状態が弱っていて精神の自立がない社会だと言う。

彼女の絵も言葉もその生き方そのものにとても強く惹かれる。

前回ナカジマアートに観に行ったのは2017年でそれから6年も経っていたことになる。残念ながらその間に100歳でお亡くなりになってしまった。

 

plumarrri.hatenadiary.com

 

殿ヶ谷戸公園

前回のローズガーデンの続きで帰り道に、都立殿ヶ谷戸公園にも寄った。

今咲いているのはフジバカマ。

モミジはまだ青々としたまま。

前日夜からの雨のせいか、湧き水もたくさん流れているような気がする。

こちらは井戸から滝に引いてあるよう。

 

井戸の獅子おどしの音がカーンと響いていて、すごく大きく聞こえるのにビデオで撮ってみるとカシャくらいの音に聞こえて、不思議だ。そして、動画でこの記事に貼ろうと思ったのだが、やり方が分からず、インスタにあげてから最後に貼り付けてみた。

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日が射していると暑いくらいで、木陰で休もうとすると蚊がたくさん襲ってくる。11月にもなって蚊に刺されるのは記憶にないのだが。

駅まで3分くらいの距離なのに、公園の中は静かで鳥の囀りと水音を聴いていると体と心が調律されていくようだ。

イングリッシュガーデン ローズカフェ

昨日の夜から朝にかけて風の音がすごくて暴風雨のようだった。台風とかハリケーンのような天気だったが、家の周りではそれほど飛んできたりした様子はなかったので、雨も止み空も晴れてきたので、国分寺のローズカフェまで行ってきた。

春ほどではないものの、11月末までまだバラや庭の花が楽しめる。

 

 

国分寺崖線の上にあるので、まず空がこんなに広く見られることにいたく感動する。花と空が交互に気になってしょうがない。

カフェなので入り口を入るとまず注文して、ランチを席でいただく。

その後お庭に出て見学。

 

 

 

 

 

最初に白くて丸くて可愛い形だった雲が、どんどん成長してグレーになりまるでラピュタのようになっていった。この雲が消えたら戦争もなくなると念じてみたが、雲は大きくなるばかり。ただただ平和を祈る。

名栗 鳥居観音

三連休だったわけだが、どこかへ出かけたら絶対混んでるに違いないと思っていたが、近くならと土曜日に出かけてきた。埼玉県飯能市の名栗は青梅ICから車で30分で隣の市に行くくらいの近さだ。青梅にはしょっちゅう行くのだが、飯能まで行ったことは数回しかないが、その時に観音様が山の上に見えていて、でも今まで知らなかったのだが、ネットで見ていたら観光スポットで紹介されていたので訪れた。

下の駐車場から歩くと45分、車なら5分とあって車で上がっていったが、すれ違うのが怖い山道で一番上まで行かずに途中の駐車場に車を停めた。

平沼彌太郎という林業経営、名栗村長、また埼玉銀行頭取、林業団体役員、参議院議員を歴任し、仏教彫刻家となった人が、昭和15年に観音信仰に篤かった母親の遺志を継ぎ小さな祠を建て、30余年かけて観音信仰の聖地を創り上げたそう。

 

そこから徒歩10分とあるが見るとすごく遠く感じる。歩く分には気持ちの良いハイキングの道で時間も同じくらいだった。

救世大観音。高さは33m。

手前に見えたのは納経塔。

拝観料を払って中に入ることができる。胎内には、阿弥陀如来や多数の仏像、観音像があり、また中も上がっていくと頭の後ろから外に出られて展望台になっている。最初は螺旋階段だが、だんだん狭くなり、最後は梯子状で外に出て見たのだが、柵に掴まっていて写真を撮り損なう。

観音様の前から今歩いて来た方を見ている。(なんか歩いて10分の距離というのが不思議に遠く感じるのは山のせいなのだろうか)

車を停めたところに戻ってくる。上の写真に写っていた玄奘三蔵塔。三蔵法師の霊骨が祭祀されている。

玄奘三蔵塔の後ろに回ると紅葉。ちょっと登ってきただけあってもう真っ赤に色づいている。

その後車で名栗湖へ。

左手側が有間ダムでバイクがたくさん並んでいた。レイクサイド名栗湖でうどんを頂く。(あまりの量に天ぷらはお持ち帰り)

その昔、名栗に行ったのは名前に栗がついてるから名産なんだろうと勝手に思って、栗が食べたくて売ってるかと行ったのだがそんな場所は見つからず、今回、レイクサイドのお店ではお土産を売っている棚に名栗名物じゃがいもと貼ってあった。

箱根 駒ヶ岳

先週は秋らしい陽気が続いて、結局週に2回も高尾山に行ってケーブルカーで上がったり、久しぶりに六本木に行き新国立美術館を訪れた。そして週末に日帰りで箱根の温泉に入って来た。

箱根の龍宮館。

以前西武園は行ったことがあるが、こちらの建物は見たことがあるが訪れたのは初めて。

 

ランチと入浴がセットになっていて、ついたのが11時半だったので、まずランチを頂く。

ふたが載っているので、鍋の中が見えないけど、湯豆腐のランチ。

そして、くつろぐスペースは広くてゆったりしているのだが、コーヒーとか飲むようなお店とかはなく、ただみんな寝っ転がるか、椅子に座って庭を見るくらいで、食べてすぐに温泉に入るのはちょっと体にも悪いかと、受付で温泉の前に外に出て西武園の方まで出かけてもいいかと尋ねると、靴を受付で預けていて、途中退出はできませんという。

そうですかとまたくつろぎスペースに戻ったが、ホームページに敷地内に利用者だけが行くことができる神社があると出ていたのを思い出し、それは庭か外のどこかではないかと思って、再び受付に聞いた。

するとこちらです、と裏口のような出入り口まで連れて行ってくれた。

茶室のような作りの玄関と横を出るとスリッパが置いてあって外に出ると小さい立札で山の神→という表示があり、それを辿っていけば行かれますとのことだった。

途中道らしい道でもなく、すぐ湖の際で水音がしている。その際に小さい祠があった。

しかも、そのスリッパが特大サイズでツルツルで急坂には全然向いていない。スキー板の要領で横歩きで帰りは登った。このスリッパでこのまま逃げてもすぐ追い付けて安心?

食後の運動?したので温泉に入る。芦ノ湖がすぐ目の前でボートや遊覧船も通っていくのがこちらからよく見えるのだが、ということは?あちらからも?今月のJAFメイトの松任谷正隆さんのエッセーで箱根のドライブインのトイレが全面ガラス張りで大好きな場所だと書いてあったが、最初はマジックミラーだったのにだんだん効果がなくなると普通のガラスになっていた話を書いていたが、こちらは果たして?

とにかく温泉はとてもいいお湯で体がポカポカになる。

しかし入浴後はくつろぐには外の天気も良くて勿体無いので退館となった。

せっかくなので隣の西武園に行き駒ヶ岳ロープウェイで上まで登った。

7分で上がると下との気温差はマイナス10度。でも日が出ていて風がないので寒くはない。

上から見ると相模湾まで見える。太陽が海を照らしてオレンジ色に見えるのが不思議だった。

ロープウェイから見ると、富士山の麓の御殿場方面ずっと自衛隊の演習場で温泉のように白い煙が2ヶ所上がっていたが、ミサイルとかの実弾演習やってるのですね。盛んに訓練している様子。

上が箱根神社元宮。ロープウェイでここまできたことは何度かあったが、元宮まで上がったことはなく、今回初めて登っていってお参りをした。

西武園では箱根神社と元宮と九頭龍神社と3ヶ所をお参りするポスターが貼ってあったが、今回は一つだけ。

登っていく途中に岩石群があり、古代の遺跡のようで、駒ヶ岳はその昔から霊場であったようだ。

上の写真のお宮に向かって右側から登っていって、左側から降りてきたのだが、お宮の後ろ側になる降りる側に駒ヶ岳山頂のふだが立っているのだが、そこにはもっと切り取られた岩の昔の大きなお社の土台とかなのか岩がゴロゴロ転がっていて、そちらには特に説明の表示とかは見当たらなかった。

この駒ヶ岳のお宮は昭和39年に堤康次郎氏の寄進により再建されたと箱根神社のホームページにある。しかし再建前のことは探して見たけどそれについて書いてある記事は見つからなかった。私の推測だけど、明治の神仏分離の時にここでも破壊されたりしたんじゃないだろうか、そうじゃなければちゃんと記録されていてもいいはずなのに、今残っているのは神社の側の記録のみになる。で一緒にくっついていて離れがたかったはずの仏教の側はすっかり記録から無くされている。そして遺跡のように岩だけが残されているのかもしれない。

40分の滞在だったが、降りる時には一面霧が出ていて、お宮も見えないほどに急に天候が変わる。しかし、逆に富士山はギリギリ初めて顔を出したそう。

中央にうっすらと見えていますがわかるでしょうか。

 

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