雷雪

2月に雷が鳴るのは今までもあったが、さらに雪と同時に雷というのは珍しいそうだ。

昨日は東京にも雪が降り都内の車はほとんどが冬タイヤにしていないせいで、午後雪が少し積もり始めると幹線道路の高架とかで事故も多発し、渋滞で車の人はかなり大変だったようだ。

 

家から3キロくらいの距離の病院からの帰り道いつもだとバスを乗り継いで帰るのだが、歩く距離も短い方がいいとタクシーを呼んだら、12分で来ると言われたのに、実際に来たのは50分後だった。しかしバス停や駅でタクシーを待つ人の列もすごかったので車で帰れて幸運だったと思う。

今年は始まった途端にあまりに大きな災害や事故が続き、そんな中家で転んで尻餅をついたあと寝込んでしまった実家の父が救急車で運ばれたり、戻ってきたりした後、結局圧迫骨折があると入院となった。年寄り2人暮らしで、階段のみの3階に住んでいるため、同時に介護認定の申請を出したが、認定が出るのはまだ掛かる見込みだが、病院の方は介護施設へ移るようにと期限を言われ、そうなると個人で探すのはまず無理で専門の紹介業者が病院から連絡受けてきて、条件で入れる(入れてもらえる)ところを見つけなくてはいけない。

それより一番気がかりなことは病院に入って安心したのか、寝てばかりいる父だ。家は3階の階段だから登れないと最初の頃は言っていたが、もうリハビリが始まって、少しは歩くのだが、それ以外の時間は車椅子にも起きる気力がないと言ってひたすら寝ている。ご飯も食欲がないと言って、ほとんど食べないので最近は点滴を受けている。

実に4年前に義母の時に全く同じ感じで、どこに移るかで病院と話し合いが怒鳴られになって大変だったのを経験しているのだが、また同じようなことをしているのだ。

自治体のホームページを見ても施設に入る選択肢として一番上にあるのが特養で、家からも近くて入りたいと言ってもまず介護認定3以上出た後さらに書類が通るのに何か月も掛かるとか、それでリストに乗るが今の段階でどの施設も20人から100人くらいの待ち人数が書いてある。

それ以外の老健介護療養型医療施設などもソーシャルワーカーさんなど話していくと、うちの場合は当てはまらないと選択肢から外れていき、結局有料老人ホームを探すしかないとなる。ところが実家は23区(と言ってもギリギリの端っこ)だと近いところというと、料金が高くなり、こちらが言った金額は最低なので結局家からは行きにくい三鷹市くらいからしかないらしい。

本人はどう考えてるか話したいところだけど、感染対策で面会時間は10分で、いつも眠そうか、便が出たくて看護婦さんを呼んで、とかほとんど話せない。

しかし、隣のベットでも同じような入院の人らしく、息子らしい声が、「ちゃんとリハビリ頑張ってやらないと、家に帰れないよ、トイレも自分でできないと困るでしょ」

と言っている。そのままうちも当てはまるのだが、同じ言葉を繰り返すのは気が引けた。その言葉は父にも多分聞こえているはず。

タイマーの10分のお知らせがチリリリリとなって「また来るね」とだけ言った。

 

先週の寒かったけど晴れていた日の近くの公園。

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空を見上げているのは猛禽類のなにかの2羽が飛んでいて、並んで羽と羽が手を繋いでいるかのように触れ合いそうな距離で旋回しながら高く高く上がっていたのだが、一瞬足元を見て顔を上げたらもう全く見えなかった。この広い空の今真上にいたものが、端まで移動することもなかろうにと思ったのだが、点すら見えない。そんなにも高く上がってしまうものなのだろうか。もしや扉があって別世界へ行ったのかとずっと見上げていた。
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