赤いコートのひとを見た

駅の近くを歩いていると、歩道のバス停の横で一人のご婦人がバスを待っていた。綺麗な真っ白な髪にまず惹かれ、お顔は髪と相応の年齢を感じたが、服がまた真っ赤なロングコートだった。毛足長めのアンゴラのような暖かく軽そうな濁りのない綺麗な赤に毛皮の黒い襟とのコントラストがまた見事だったので思わず立ち止まって素敵ですね、と声をかけたくなったのだが、そのまま通り過ぎた。それでも5メートルくらい歩いてから思わず振り向いてしまった。

ちょうど来たバスに乗り込んでいく姿を見ながら、どんな職業なのかと思わず考えてしまった。それこそモデルとか有名デザイナーとか、真似したくてもとてもできないスタイルだった。

少し前に、テレビで相棒を見ていて、黒いコートの女が出てくる回があったのだが、黒いコートと言って、すぐその女性が通ってあれは!となるのだが、その頃街の中を見回すと実際黒いコートの女性ばかりだったので、思わず突っ込んでいたことがあったが、日本人は冬のスタイルがこのところ特に暗い色ばかりになったと言われているが、やはり年取ってから黒いコートを着ている人を見かけると、おしゃれでもある反面、明るい色を取り入れた方が、精神的にも作用しないかなと考えてしまうのだ。

3月になったので、これからスプリングコートはカラフルな色が増えてくるのかもしれないが。(という私自身も紺かグレーか茶色なので、もう少しなんとかしたいのだが)

そして、その日の夜、SNSを眺めていたら、ロスチャイルドの一族の集合写真が流れていて、見ると何十人かの人がほぼモノクロの感じで写っているのだが、前列の左側の女の子だけ真っ赤なオーバーに黒い襟で色がはっきりついていて、ほとんど同じデザインのようにも見え、何かのシンクロなのかと驚いた。

 

このところ暖かいかと思ってマフラーをとって出ると風が冷たくて、ほっぺが真っ赤になったり、まだダウンを着て出ると今度は暑くて手に持ったりと、なかなか気温と着るものがうまく合わずに苦戦している。

 

立川の青梅線沿いにあるカフェ。

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ランチが美味しくてお値打ちで人には教えたくないカフェ。

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