高尾山、立川駅から電車に乗って20分ちょっと。それなのに歩いて登ったことは一度も無い。小学校の遠足は陣馬山だった気がするがルートとか記憶は何も無い。
もちろん何度も来ているけれど、いつもケーブルカーで、先日は初めてリフトに乗った。
そこから頂上までのコースは何回か歩いていて、それでも気軽な服装で登れるのでせっかく歩くのだから山にも登れるようになりたいと、いつもならケーブルカー乗り場へ行くところを、その手前にある1号路から初めて歩きで挑戦してみた。
近くの大学のオリエンテーションで高尾山に登ったらしく、たくさんの男子が降りてくる。
やっと人が途切れたところで一枚。
ずっと上り坂というのは(当たり前だが)すごくきつかった。登り始めてもなかなか前に足が進まない。降りてくる年配の男性がジグザグと歩いているのを見て、真似してジグザグと歩くと少し足が楽に。ただ、ますます前に進まない。
すれ違った若い女性が下の方がきついねと話していたのを聞いて、帰りはケーブルカーで帰ってくることにした。(まだ上まで行けるかわからなかったが)
しかし、40分歩いたらリフト乗り場に着いた。
看板ではここから下って40分で高尾山口駅とある。下って40分なら40分で登ってきたのって私は案外歩けてる?ってことなのか。
ということで辛さはたちまち吹っ飛び、ケーブルカー乗り場横の展望できるベンチで立川駅で買ってきたばくだんおにぎりを食べる。(美味しい!)
昔は新宿のあたりが高層ビル群とわかった気がするが、今は白くぼやけているが、丘陵の緑が消えて街になりその上を白い森のようにずらりと地平線ではなく、ビル平線になっている。蜃気楼の中まるで人が荷物を背負って一列に行列しているようにも見えた。錯視だろうが、こんな景色は初めて見た。
後ろにはカフェがあり、そこでコーヒーと高尾バームクーヘン。
山頂まで登らず、そのままケーブルカーに乗って降りて、甲州街道を高尾駅まで歩いて帰る。
歩いた時間は1時間16分。7,296歩。
1号路は車の通る舗装道路だったので、次は他のコースにチャレンジしていきたい。
街を歩く時にはまた音楽を聴きながら、そして今日も「spy」をこの風景を見ながら聴いた。
”時には曇りのち大雨だろう
いつか晴れたい
Am I daydreamer?
Am I daydreamer?"
お店の入り口に営業時間を変更する張り紙がどの店にも貼ってあり、今週閉店時間を夜8時から9時に直してあったが、また来週から変更しなくてはいけない。もう4月休業の張り紙の店もあった。