新しいカフェがオープンした

家を一歩出ると甘い香りが漂っていた。見回して見える範囲には金木犀の木はなくて、どこから来るのかわからない。最初は気がつかなかったが、ラジオで話していたのを聞いて、ああこの香りだったと思い出した。

 

昨日の朝の新聞で多摩地域の情報面で歴史的建築「沖本邸」が改装して「カフェおきもと」オープンと紹介されていたので、すぐに見に行ってきた。

国分寺市ではあるが隣の国立駅から歩いて10分くらいの距離だった。

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隣の国立駅でさえ、ちょっと久しぶり感があって、思わず撮る。下がnonowaというJRの商業地域になっているが、入っているお店が半分くらい変わっていた。本屋さんのカフェはスターバックスになっていた。

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昔の赤い屋根の駅舎も壊した後保存していると聞いていたが戻されたようで、中に人が入れるようになっている。しかし、後ろの現在の駅の建築とはそぐわないせいか、保存されていたのがどの部分で古い部分と新しい部分が混ざっているのか、なんとなく以前のイメージとは変わって安っぽく見えてしまう。

駅から近いのだが、地図を見ると、道路が迂回していてぐるりと回り込まないと行き着けないようで、大体の方向で歩いて行ったら、少し迷ったが無事着いた。駐車場もあるが車で来るのはかなり難しいかもしれない。近所の道を知っている人なら来られるけど、どちらに行っても行き止まりの道の角にあるので、宅配便の人とか道を知らないと大変だろうなと思った。

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そして入り口も森の中へいくような道。でも看板が目立つのでわかりやすい。

 

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入ると、和館があり洋館と繋がっているようだった。

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この写真では人があまり入らなかったけれど、左の庭のベンチには20人くらい?カフェ待ちの人が座っている。

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新聞によると洋館は1932年、和館は1940年に建てられた国分寺市内では現存する最古の別荘建築、洋風建築なのだそう。保存しようとする人がいなければ壊されていたかもしれない。

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一時間くらい待ってランチの時間にギリギリ間に合った。時間が過ぎると同じメニューはあるが、ドリンクとスイーツのセットは別価格になるらしい。

庭で鳥の声を聞きながら、のんびり草花を眺めてベンチで座ってぼんやりと過ごすと時間を待つことが苦にならない。むしろ普段そうした時間がないことに気がつく。

新しいカフェがオープンの嬉しいニュースの一方で、家の近くで10月に入って9月30日で閉店しました、との張り紙が三店舗、ファミレスが一軒、その他に近く閉まるという話も聞く。

駅の前のケーキ屋さんのカフェもこの前まで普通に人も入っている方だと思っていたのに、閉店してしまった。もし、こうしてどんどん変わっていくとしたら、それが良い方向に変わるようにするにはどうしたらいいのだろう。例えば地産地消でおいしものが食べられて、地域の人たちが集まる場所とかができることはこれからの社会でこそ大切だと思う。

 

 

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