そろそろ掃除をしようと思いつつ

今年は何をしたかしら、と振り返ってみても、最近だと思う出来事が去年だったり一昨年だったり。ただ知り合いのお葬式は多かった気がする。10月には主人のいとこがまだ50代前半で癌で亡くなり、その連絡を他のいとこにしようとしたら、電話が通じずおかしいと思ったら、その二日前に急死していたことがわかった。飲食店を営んでいて、お店もそのままで年齢も夫と同じ年だったのでびっくりした。その人の奥さんも癌で入院中と聞いているが、子供はいない夫婦なので兄弟の人が見ているらしいが、もうこちらには連絡はないだろう。

私の方の親戚でもやはり夫と同じ年の息子さんと94歳の母親の二人暮らしの家で10月に息子さんが脳卒中で倒れて入院した。私の祖母の妹にあたる叔母は頭も体もしっかりしていて、家庭菜園の野菜をうちにも時々送ってくれていたのだが、息子の入院した病院が自転車で10分くらいのところにあり、毎日のように通っていて、12月に転んでしまい、2、3日我慢していて息子の病院に行ったらあまりにも具合が悪そうだと病院に行くように言われた(そこも病院のはずだがスルーしてください)ので行ったら圧迫骨折で即入院となった。今は別々の病院に2人が入院している。

向かいの家の娘さんが病院に行ってくれて、叔母さんからの伝言を私の母に電話してきてくれて、わかったのだが、そういう人がいてくれて本当に助けられている。

叔母さんは医者も回復力に驚いているということで経過は良くなっているが、これからの家での生活に向けての課題を考えるといろんな問題が見えてくる。

急に介護が必要になってもそれを自分でやらなければいけないというのは大変だと思うからだ。だいたい介護して普段から面倒を見ている人がいて、その人が介護申請したりケアマネージャーと相談したり実際の介護保険を使うまでの手続きとかしているのではないだろうか。具合が悪くなってから自分でやっていける人が高齢者にどれくらいいるのだろうか。

面倒だし、必要ないと言って受けない人も割といるのではないだろうか。介護保険も保険料は取られているのに使うのには申請したり認定を受けたりしなくてはいけないのだが、介護保険証が届いた時点で私が担当です、なんでも相談してくださいと普段からケアマネさんが一年に一回でも来てくれるシステムだったら、急に骨折で動けなくなっても、どうすればまた家に帰れるかの相談がしやすいだろうにと思う。

しかし、それには国の予算がますます足りなくてそんなことする余裕はないというのだろう。

テレビでどこかの自治体が60代の人に体操を教えて意識を変えて身体を作って10歳肉体年齢が若くなる効果があったとやっていたが、80代、90代にも同じ体操をやらせることに意味があるのだろうか。元気で1週間くらいで死ぬのが理想であってもうちの周りでも毎日散歩や買い物で脚がしっかりしていた人達がある年齢で弱ってくると車椅子になってしまってうちで生活できなくなる人も多い。あまり歩かなくて車でばかり出かけていても、とりあえず自力で歩いていて生活出来る人もいる。

骨折から入院してその後家には帰れないが何年もまだ元気で生きている人も周りに何人もいる。もちろん医療費がかかる。

新しい介護施設は家の周りにもできたが、立派な建物ができても人手不足で半分も使われていない。サービスも限界がある。果たして解消できるだろうか。

 

だらだらと書いてしまったが、初めのいとこの話で家族葬で行われるという電話で参加しますかと聞かれたのだが、その後NHKの朝の番組で最近の葬儀で家族葬でと言ったのにいとこが来てしまったという話題で、いとこは家族ではないから来ないでくれという意味だということだった。まあそれなら終わってから連絡すればいいのではないかと思うが、家族の意味も人それぞれで、葬式のあり方も変わっていくのだろう。

 

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