電化製品はシンプルで長持ちするのが一番いい。
最近の日本製はどうも色々な機能を付けたあげく、使い方が複雑で分かりにくくなり、その分壊れるのも速くなり、部品も最近は5年くらいしか保証しないので、修理に出そうとしても断られて、買い替えざるをえないことがしばしばある。
家で使っているもので、長く使っているものについて。
・結婚したとき電化製品はナショナルが1番とテレビ、洗濯機、を買って、それぞれ修理をお願いしたこともあったが、20年近くも使っていた。
・アイロンはフィリップスのシンプルな温度のダイアルが付いているだけのものを今でも使っている。軽くてとても使いやすい。
・掃除機は最初ナショナルであったが、壊れてElectoroluxに替えた。大きいと事が日本の住宅には少し不都合で、段差を持ち上げるときに重いのが難点。しかし、最初ホースが曲がったデザインであったが、その後改良されたとき、そちらのほうが欲しいと電話したら、実費で送ってくれたり、壊れたときに費用はかかったが、工場まで送ったら、壊れた個所以外もノズルなど新しく改良されたものに交換されていた。つまり、本体が使えればまだ充分使えそうである。
・加湿器はドイツのVENTAを使っているが気化式なので、メンテナンスも楽だが、やはりプラスチックのふた(本体の半分)で折れた場所があったので、電話したらやはり新しいのを送ってくれたので変わりなく使うことができた。
こうしたヨーロッパのメーカーの対応に対して、日本のものだと、5年もすると、まず部品がない、または全部取り換え(つまり買い替え)ることになるものが多いのだ。
まあ、最近は発売して1年すると古い機種はなんでもどんどん安くなってしまい、修理することは赤字になるばかりということなのだろう。
残念なことである。ほんとにパッキンとかの消耗品が擦り切れただけで、蓋さえ取り換えれば、本体そのものはまだ十分使えるであろうに買い換えたものも多い。
例えば海外で日本製がいいと言われたのも壊れないというのはシンプルな機能であったからなのではないだろうか。
洗濯機にしても、冷蔵庫にしてもみるとあまりにたくさん機能がついていて、実家で買い替えた洗濯機は5年くらいでもう故障したりしている。
そんな機能もまた、5年くらいするともうなくなっていて、つまり必要でなかったというものが多いようなきがする。(初代冷蔵庫にはアイスクリームメーカーが付いていたがその後は見ない)
売り場に行くと各メーカーがたくさん並んでいるがどの製品もその時代についているものはどのメーカーにもついていて横並びの感じがする。
アイロンなどデザインもなぜかそっくりでプラスチックの色だけカラフルで、メーカーの区別もつきにくい。
電化製品を20年も使われたら、メーカーは儲からなくて倒産してしまうのだろうか?ひとつの良品を作り続けるというのはやはり難しいのだろうか?
これからどんどん、使い捨て社会から、長くものを大事に使い続けられる社会に変わっていく。だからこそ、日本の製品も長く大事に使い続けていきたいのです。