このタイトルは東久留米市作成の湧水散策ガイドマップのもの。平成の名水百選と言う平成20年に環境省が選定した、地域住民等による主体的かつ持続的な水環境の保全が行われている場所だ。
西武池袋線、東久留米駅から歩いてみた。線路と平行に歩き出して割とすぐに落合川に出る。
手元にあるガイドマップに従って川を渡り、その先の竹林公園へ向かう。
東京の名湧水57選とあるので、これも誰かが決めたのでしょうかね。
湧水池のすぐ後ろで好評分譲中の宅地造成中。環境のいいところだけに人気があるのか川沿いであちらもこちらも造成中のところがやたらに目に付いた。
ガイドコースから外れてその先の立野緑地とある道に出てみたところ、緑道ではなく旧鉄道引込線跡の道だった。
再び落合川に戻り、上流に向かって歩いていく。
上はダイサギで下は小さいのでコサギでいいのでしょうか?写真だと大きさの違いもほとんどわからないですね。
川のあちこちで湧水が出ていて、札が立っているのでよくわかります。青い立て札を読むと住民が飲料水に利用しているため川の水が入らないように木のダムを作ってあるので動かさないでくださいという注意があった。ここから汲んで飲むことができるらしいが、手を入れて飲んでみたかったが結局手を入れることはしなかった。
左の地面の下から湧いてきているようで、水面にわずかに揺れて模様ができているのをじっと見ているので、ほとんど同じ写真3枚。
さらに進むと南沢水辺公園から南沢緑地保全地域に入る。
南沢氷川神社の天然河畔林。
1日1万トンとあるが一つ一つは静かに沁み出すように下から湧き出しているのか。市内の水道水にも荒川水系の水とブレンドして使われているという。
さて、ガイドブックではここで戻っていくのだが、地図では左端まで続いている落合川がどこまであるのかそのまま遡ることにした。もしかしたら、上流に池があるかもと思ったのだが、
ちょうど案内の地図の終わるあたりに来ると、川も終わっていた。
それまで落合川の両岸で湧水のプレートが何箇所もあったがそれを過ぎると水もなくなり、上端と掲示板があり、川はなくなっていた。
私はかなり前から水は大事なテーマなのに、とても水のことを気にしているのに、去年のニュースで国分寺市の水道水汚染問題の記事を読むまで「PHOS」や「PFOA」などの化学物質汚染について知らなかった。2011年に東京の水道がセシウム汚染で問題になった時も自分の飲んでいる水道は違うと安心していたら、実はその時に横田基地からの排液から立川市の地下水も汚染されていたのだ。東京都は調査していても地下水は他の水源の水とブレンドすることによって薄めて水道水にするので、私はそういう水を知らずに、飲んでいたのだ。
その頃は地下水の割合が高かったのにいつの間にかパイプが繋がったこともあるが、他の水系の水の割合が多くなったことには気がついていた。私が立川に来た頃は夏は水がすぐ冷たくなって美味しいと感じたものだが、最近はそういうこともなくなっていたが、東京都にとっては科学汚染された水を薄めることの方が大事だったのだ。
様々な有機フッ素化合物の一部は有毒性が立証されて製造、使用が禁止になったものの、製品としてまだ残っているし、環境中には完全な汚染除去ができなければ、半永久的に残留するという。
散歩から帰ると、近所の家が壊され、マンションの業者が土地を買ったらしいが、敷地の真ん中にあったもみの木かヒマラヤ杉だかとても高い木があったのだが、倒され刻まれていた。