立春、それなのに、春になってしまったという言い方になってしまう。
これから訪れる未来に不安が募っていく一方だから。
電力自由化の話題。スマートメーターというものが都内でも最近どんどん知らないうちに取り付けられているというのは果たして拒否できないものかと思っていたら、電力会社を変えると必ずスマートメーターも付いてくるとテレビで言っていた。こちらにつけたくないとかいう選択肢はないのだろうか。選ぶ自由があるようで、実は決まった方に進んでいるだけという気がする。値段だけで安いと選んでも化石燃料で発電していればそのうちCO2削減に矛盾するからまた原発へってきっと言うのだろう。発送電分離なんて誰も言わないし、結局今の電力会社が分かれてやるだけだったら、利害関係も残ってしまうのではないだろうか。スマートメーターもつけたくないし、原発も化石燃料もやめたい。メガソーラーも嫌だし、うちではソーラー発電できないのによそ様のソーラー発電から買い取った電力料金を払わなくてはならないなんて納得できない。
先日も東京電力から電話で、新しいプランにすると年間にして今より月1000円くらい安くなるので、今電話で契約できます、と言ってきた。しかし、2年間は他の会社に変えると違約金が9千円くらいかかるという。
他の会社と比べてもいないし、今この電話で契約と言われてもまだわからないから、と断った。
昨日は節分。夜に割とひっそりと豆まきをした。家の中では福は内と言いながらそっと机の上に夫がテーブルの上に豆を置き、ベランダから人が下の道路に誰もいないのを見て鬼は外とまた数粒、豆を撒く。歳の数だけの豆はとても食べられず、数粒を拾っては食べた。
寒くなってからあまり出ていなかったが、久しぶりで山種美術館へ行った。
『ゆかいな若冲・めでたい大観ーHAPPYな日本美術ー』で伊藤若冲生誕300年記念の特別展をやっていた。4月22日からは東京都美術館でも若冲展があるけれど、31日間の限定公開というのはどう考えてもものすごい人が来るのではないだろいうか。見に行きたいけれど、また人の頭しか見られないのではと今から心配だ。
伊藤若冲の布袋図が2つと大黒図と恵比寿図が並んでいたがお顔が優しくて小さいおじさん(妖精)を見ているみたい。個人蔵なので絵はがきもなくて残念。
カフェ椿で頂いたお菓子。栗あんを求肥で包んである。カフェのページで布袋様の掛け軸の絵が出ていました。
山種美術館から歩いて5分くらいのところに國學院大學博物館があると紹介していたので帰りにそちらへも行ってきた。
大学の方は入試の最中で高校生の姿があり、大学内は一般人は立ち入り禁止だったが、博物館は開いていた。
企画展の他、常設展は考古、神道、校史のコーナーがあり展示スペースも広い。考古展示では縄文、弥生時代の土器もたくさん並んでいた。
入館料が無料だった。
ちょうど恵比寿駅と渋谷駅の中間くらいのところだったのでとりあえず山手線の線路の方に向かって歩いていると渋谷川に。川沿いを少しは歩いてみたいと思ったけど、両岸ギリギリまでビルが建っていて歩ける道がなかった。
橋を渡ると渋谷区ふれあい植物センターがあり、入園料百円だったのでそこにも寄ってきた。中に明治30年頃の写真があった。今の渋谷の面影も全く無い野原を小川が流れている。「春の小川」の河骨川とあった。
渋谷駅に行くには交差点を歩道橋に登って、降りてまた登って、相変わらずの迷路。