カットされた結末から

この間の記事に写真を載せるのに、とても時間がかかった。一枚ずつ写真を投稿してくのだが、待っている間にあまりに時間がかかるので、iPhoneから直接記事を書いて載せたりしてみたが、そちらもあまり変わらない。以前はてなのブログを読むのに記事は出てきても星のマークが出てこないとかいたことがあるが、最近はちゃんと出てくるようになったのだが、何故、こんなに時間がかかるのだろうか。

前に、写真をFlickrで載せたことがあるが、その時苦労して一日かかったと書いてあるが、困ったことに、どうやって出来たのか、自分でもうすっかり忘れている。

ツールバーの中にもFlickrの貼り付けはあるのだが、その検索では自分のIDでは検索できなかった。

ネットで検索してFlickrの使い方などを見ながらやっては見たが、二日もかかって結局出来なかった。それどころか、違うことをやって、パソコンのすべての写真がアップされてしまい、あわててプライベートに切り替えたり、削除したり、違うことばっかりに時間がかかってしまって、もうすっかり諦めた。

 

最近、ツタヤで4枚借りると1000円と言うので、新らしいものを4枚借りると一番お得になると、つい借りてしまった。見たいもので探すのではなくて、数で選んだので、中に普段はまず借りないラブストーリーがあった。「カフェ・ド・フロール 〜愛が起こした奇跡」というカナダ、フランスの映画で奇跡という言葉で選んだのだ。

1969年と2011年という二つの時代の別々の人の物語が並行して描かれていて、注意していないとどの時代の話かわからなくなってしまう。こういう映画は他にもいくつかあったが、この話では最後にそれがつながるのが奇跡という言葉で表わされていた。つまり(映画の内容を言ってしまうのはアウトだったらごめんなさい)1969年に子供同士だった二人の想いが、死んで生まれ変わって結ばれるという話。(強引すぎるか・・・)これではわからないので、もっと内容をざっくり言ってしまうと、前世ではシングルマザーの母親とダウン症の息子(7歳)と学校に転校してきたやはりダウン症の女の子がお互いが大好き過ぎて離れたくないといって、学校から他の児童に影響がでると、迷惑がられて追い込まれた母親が運転する車の事故で、3人とも亡くなってしまう。そして、母親と息子は生まれ変わってお互いが運命の人と信じて仲の良い夫婦で子供二人と幸せに暮らしていた。そこへあとから生まれ変わったダウン症の女の子が若くて美しい女性になって現れる。出会ってしまった途端に今回も二人は運命的にまた愛し合うようになり、夫婦は別れることに。奥さんの方は、諦められなかったが霊媒師にあって自分たちの前世を聞き、夫に対して前世でのこと(母親として子供たちと無理心中したこと)をあやまり、夫は新しい女性を愛するようになったことを謝る。で、新しい女性との結婚式に元妻も出席してハッピーエンドで終わる。

 

映画のストーリー以外の監督が意味ありげに見せる幻とか心霊?みたいなお酒のラベルの近衛兵が一瞬だけ映り込んでいるところが何箇所かあり、思わず何度も確認するために巻き戻して見直してしまった。他にも、登場人物がみんなしている唐草模様のようなタトゥーとか、繰り返される飛行機雲と太陽のイメージにどんな意味があるのかとか、そういうところが気になってしまうが、その意味するところが私にはわからなかった。

 

その意味は別にして、このDVDの特典映像に、もう一つのエンディングが収録されていた。映画は最初からそのエンディングで作られていたが、最後になって1シーンだけカットされたのだ。最後に映画が終わったと思ってからの1シーン。それはハッピーエンドから一気に悲劇になって終わるはずだったのだ。

特典映像の別バージョンで製作者たちのトークも入っていて、別バージョンでは最初から最後まで悲劇で終わってしまうので変えたが、それでよかったと話していた。

ただ、女二人と男一人だ。全員が幸せになれる話は土台無理なのだ。

だからその会話を聞いた後で余計にこの別バージョンのエンディングが気になってしょうがなくなった。そうハッピーエンドのはずの結婚式で別れた妻(前世では息子共々心中した母親)が夫(前世では息子)を銃で撃ち、自分も自殺する。新しい妻(前世での息子の恋人の少女)と今生での二人の娘の目の前で。

娘の前で母親が自殺するのはあり得ないというのが、監督たちの話だった。たしかにストーリーは無理かもしれないが、ふと考えてしまった。それならその次の生まれ変わった人生の分も作ればどうだろうかと。

次に生まれ変わったら、今度は夫は父親となり二人の妻達が娘となって生まれてくる。前世、前々世で恋の成就を邪魔されていたから、この姉妹は常に憎み合ってついにお互いを殺してしまう。やはり、悲劇になってしまう・・そこで、さらに続編を作る。

次に生まれ変わってと考えていたが、最後にはちゃんと生きてハッピーエンドに向かうってなかなか難しい。しかし、本当の人生もそんなふうにもう一回もう一回って何百回とか何千回とか生きているのかもしれない。

        ガーゴイルflic.k

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