氷点下3度の朝も見上げた空が綺麗だと感じること

昨日は成人の日で午前中外ではなんだかすごいエンジンのような音とともに何かが走っているような騒ぎで何かと思ったら、駅前に新成人が成人式後に車で来たらしく、ずらっと止まっていた。金の羽織や真っ赤な羽織の新成人達が慣れない縦列駐車に苦労していた。昨日の主役達は今日は何処にいるのだろう。

 

今年になって買った本。

私の宗教: ヘレン・ケラー、スウェーデンボルグを語る 《決定版》

私の宗教: ヘレン・ケラー、スウェーデンボルグを語る 《決定版》

 

 

ヘレン・ケラーの子供向きの伝記でしか知らなかったが、彼女自身の言葉で語られる世界を初めて知った。6歳までの自分の状況を感情や理性的思考のきらめきはひとつとしてなく、意識をもたない一塊の土くれみたいなものだった、と述べている。

自分が暗闇の中で何の言葉も持っていないとしたら、痛い、冷たい、お腹がすく、そういった肉体の感覚だけで生きているとしたらと想像してみる。

自分に出来るのはその感覚も目が見えて言葉で考えてしまう範囲でしかないのだろうと思う。

伝記でも有名な体験を経て、彼女がその世界から言葉や知識や愛に目覚めてからは逆に見えている私たちには見えないことを教えてくれている。

盲人について人々は世界の美しさからも閉め出されていると思っているが、「美・秩序・形状・均整といった要素は盲人であっても触知できるということ、その美しさやリズムは感覚よりもっと深い霊的法則からきている」のだという。

確かに目で見てただ綺麗と思っていてももっと深く真実の美しさを私自身は心で感じているのだろうか。

彼女の魂の目覚めは霊眼を開いて目の見える普通の人よりもはるかに世界をみつめていたのだと思う。

 

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