北東の開かずの間。開くけれど窓まで辿り着けない。何年か前に工事の人がこの部屋の窓からなら出来るという時があったが、絶対窓まで行かれないからと部屋に入れなかった。そんな入り口の前からすでに塞がった小部屋。
でも、本当に少しづつ処分しながら今は窓までならなんとか行かれるようになった。
今日は洋服の入った紙箱をいくつか開けてみた。
入っているのは20年以上前の服だった。
さすがに20年以上来ていないという事は、これからも着る事はもうないだろうと、客観的には考えられる。
でも、どうかしら。ピンクのストライプのワンピースが入っていた。試しに着てみる。
う、後ろボタン・・なんとか上と下を止めてみた。
サイズは変わっていないので(自慢か?)着てみるとそれなりに入ってしまう。
だからといって、ピンクのストライプが顔に合うのだろうか?(ここは客観的に見られない)たぶん買ってもらったのだが1度も着る機会が無かった服。
もちろん、これが私以外の人だったら、捨てなさい!と即座にいうのだろう。
でも、こうして着てみると、まだ着られそうな気がしてしまう。ときめくかどうか、といわれれば、だいたいどの服でも同じ程度のものしか感じないほうなので、着られれば着るだけなのだ。
残りの箱には真っ赤なジャケットやエメラルドグリーンのスーツやどピンクのコートが入っていた。いずれも頂いた洋服だが、派手すぎて着れなかった。
「いい服だから大事にしなさい」と言われて、大事にしまったままの服がある。
20年などあっという間に過ぎていった。またあと20年経てばあきらめられる?でもその間にまだ増えてしまったら、もう処分する気力も残っていないだろう。
ゴミ減量の為にゴミ回収を有料にすることになったら、途端に大量にゴミがでるようになった。でも来月からはいよいよ有料化されるので、当分はでなくなるのだろうか。
午後にブックオフに洋服を持って行った。20年前の服が、10着370円で売れた。帰り道にコーヒーを飲んだら消えた。