何処へ

8月になると何となく頭の中が沈黙している。色んな声がささやくけれど、くみ上げようとすると静かになってしまう。

何回かブログを書いたものの、あまりに長い時間かかるせいか、その間にWi-Fiの調子が悪くなり、下書き保存も、公開も出来ずに消えていったり、書いても下書きで途中のまま。

昨日は午前中に都内の屋外にいたのだが、近くで2人が具合が悪くなり、救急車で運ばれた。外に少し立っているだけでも、熱中症の危険がある。気温は7月の猛暑の頃のように暑くはない、湿度もそれほどは高くない、空は曇り空。何なのだろう。

頭の上のねずみ色の雲が留まっていて、その下にいると気圧が身体に応えるせいなのだろうか。あっと言う間に消えると強い日差しが頭に照りつけるが、本当の8月の夏の感じとは違う。

朝からサイレンとヘリコプターの騒々しい音がしていた。窓の外を見た所で、視界が狭いので町の様子はわからない。こういう時はツイッターで立川 サイレンとか、火災、とか入れるとたちまち何処で、どんな火がでているか、たちまちわかってしまう。

写真や大まかな場所もすぐ分かる。

不特定多数の人のつぶやきの力は本当にすごいと思う。

 

渋谷のスクランブル交差点を渡る人達の写真と、家の屋上で何かをしている蟻たちって、いつも似ているなと思っている。

一人一人が何処へ行こうとしているのか、どんな目的があるのか、それぞれがちゃんと自分の方向へ進んでく。蟻たちもいくら眺めていてもどの個体を識別しようとしても、すぐわからなくなってしまうのだけど、ちゃんとそれぞれが活動している。

そんな混沌とした中から、それでも一人一人を識別して、何処へ行くのかわかってしまうとしたら、どうだろう。

Suicaの情報をJRが売っていたとニュースになったら、自分の情報を売らないで欲しいという苦情が殺到して、9月25日までに申し出た人には情報を提供しないようにして、過去の情報も削除してくれると週末の新聞にでていた。

Suicaに限らず、スマホや携帯でも位置情報で把握されているし、免許証だって今やICチップ入りで本人を追跡する事は可能らしい。

苦情を申し立てした人達は、普段からGPS機能は絶対使わず、免許証も持ち歩かないとか予防しているのだろうか。それとも信用して使っているということ?

実際にはどう利用されているのかは全くわからないが、使われているかもしれないと考えても間違いではないでしょう。

 

さて、何処へ行きましょう?

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