プラムポックスウイルス

人間のウイルスではなく、植物でもウイルスの感染がある。今年も梅で有名な青梅の吉野梅郷でプラムポックスウイルスの感染で大量に伐採されるというニュースがあった。

ウィルスにより、実の商品価値が下がったり、収穫が大きく減るなど で果樹生産に影響が大きいということで、今の所予防方法や治療薬がないため、感染を防止するためには伐採するということになるようだ。

そして、緊急防除省令が制定されていて、青梅以外でも感染が出ているということで、八王子市、福生市羽村市など周辺の一部の地域で緊急防除区域に指定された地域にある一般の庭木なども調査され、感染していた場合は農林水産省の指示で廃棄することになるそうだ。

 

羽村市の義兄の家にそういう調査の人が何ヶ月か前にきて採集していったそうで、もうそろそろ結果のでるころだという。

果たして大事な庭木を伐採することになるのだろうか。

 

調べても感染が広がるスピードに追いついていないのではないかという不安と、本当に伐採することで根絶することなどできるのだろうかという疑問。

BSEの時にも何万頭もの牛を殺して、病気が収まったけれど、牛の場合は牛のいる場所は限られている。しかし、梅の木は一般の家や、公園や、山の中でもある訳で、すべてをチェックして、根絶させるということが果たして可能なのであろうか。

 

農作物の莫大な被害を防ぐためといいながら、そのための犠牲となる物がどれくらいになるのだろう。金額で天秤に計って軽い方が切り捨てられる。でも、もっと違うものの重さもある。

 

 

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