午後窓を開けていると気温は30度越えていても風が気持ちいい。ちょっとだけ横になりたい誘惑。お昼寝の枕が呼んでいる。
窓を開けているので外の音もよく聞こえる。最近始まった工事の音。ビルの壁を壊しているみたいでドリルの音がグワーンとひっきりなしにしている。
そういう単調な音がかえって頭の中を空っぽにしていく。
ちょっとうたた寝をしてたみたい。
気がつくと朝の連続テレビ小説の梅ちゃん先生のノブが何か奥をみて言っている。その方向をみると奥の部屋に梅ちゃん先生のお父さんとお母さんがダンスを踊っている。そしてとても綺麗なメロディーのピアノが流れていて、その曲に合わせて踊っているのだ。
ほんの数分だと思う。ストーリーも特にない。
ただ、なんて素敵な曲と思っているうちに、工事の音と、ピアノの音が両方聞こえてだんだん意識が戻ってくるとこの曲が夢の中で聞こえていることに気がつく。
目が覚めると、聞こえるのはドリルの音。
ただ、夢で音楽を聞いたことに感動した。
もし、音楽家だったら、これぞ天から降って来たメロディーだと、五線譜にかけたかもしれないが、起きた途端に忘れてしまった。ああ残念。