誰かと話をしている時、同じ方向を向いていてそして同じ物を見ている時って一緒にこの世界を感じているような気持ちになることがある。
一緒の方向を向いているのに、それぞれ違う物をみていて、お互い別の話をしていると近くにいても遠い距離を感じてしまうもの。
向かい合って人と話している時、私は相手の後ろの景色を見ていて、相手は私の後ろの景色を見ている。お互いが見ている物をお互い全く分からない時もある。
だから相手が何を見ているのか理解することは大事なんだと思う。
相手が何を見ているか見られなくても、知ろうとする気持ちがあればお互いの距離はずっと近づく。
今日はちょっと歩いたら、冷たいものが欲しくなる陽気だった。
空も白っぽい。正面は屋上庭園。
同じ景色なのに・・・
視点を変えると見えてくる景色がこんなに違う。
そして、今まで見えなかった物に気がついたりする。
急に風の音や鳥のさえずりが聞こえてきたり。
夕方窓の外が淡いラベンダーピンクに包まれていた。
もうすっかり涼しい風。