今日の東京新聞で「体質改善で緩和 イライラなどの月経前症候群(PMS)
漢方薬使って効果的に」というタイトルの記事があった。
しかし読んでみると後半半分は精神症状が強い場合は注意が必要だとして、東京女子医大東医療センター精神科部長の山田和男さんの話になり、月経前にイライラも対人関係や社会生活に問題がでるようなら、PMDDと診断され、アメリカでは鬱病の一種とされ、薬物治療が一般的であるとされているという。
記事によると、「山田さんら厚生労働省の研究班は昨年、PMDDの薬物治療ガイドラインを公表してSSRIを第一選択薬とすることや、原則として、排卵から月経までの黄体期だけ薬を服用する「間欠療法」を行うことを示した。」とのことである。
「婦人科では合わない薬が使われ、不調が長引くこともある。適切な治療を受けるためにも精神科を受診してほしい」と話す。
で記事は締めくくられていた。
タイトルとの違和感もさることながら、この症状がそんなに特別の人だけに限る話ではないという雰囲気が怖い。
昨日のNHKの朝イチの話題は女性のめまいであった。そこでいくつかのめまいの症状をその対処法などが紹介されていて、家事の片手間で見ていたのだが、ストレスによるめまいは、耳鼻科の領域ではなくやはりストレスに対処した薬で効果があると言っていた。
今はいい薬が出来たので、何でもその薬で対処できてしまうのではないか。
効果があればいい薬なのだが、そこで本当に終わりになるのだろうか。
そうして窓口はどんどん広がりたくさんの人が必要になっていくのだ。