久しぶりで上野へ行った

8月は暑かったと言う間もなく、もう終わってしまいましたね。今年は急にものすごく汗をかく体質になってしまって、1日に4回は着替えて、2回はシャワーを浴びて、それでも汗疹に悩まされ、月末には顎関節症になったようで、パンを噛みしめると耳が痛いです。ま、ブログを書かない理由にはなりません。なんかだらけているわけです。6月から始めたラジオ英会話も9月号のテキストは買ったのに、まだ聞いていません。夏休みの宿題終わらないタイプだったなあと思い出す。

 

そんな生活で、8月末、これも今年初めてかもしれないが、上野まで行き東京国立博物館の『奈良大和四寺のみほとけ』展を見てきた。

www.tnm.jp

 

 本館の総合文化観覧料で拝観できる。

岡寺の国宝・義淵僧正坐像、室生寺の国宝・釈迦如来坐像、長谷寺の十一面観音菩薩立像、安倍文殊院の国宝・文殊真言等はるばる奈良から東京へと来ていただいているようで、ありがたく拝観してきた。

特別展の写真は禁止だったが、建物と他の作品を少し。

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若冲の版画があった。写真の向きが直せず・・・横向き。

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 壁

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テラスから庭園を眺める。係りの人が立っていて、今は一部しか開放していないけれど、10月28日から全部入れるようになり、正面や他の茶室も入れて、この下にはカフェも出るんですよと教えてくれた。
私はまた来られるわけないかと考えていて、そうなんですか・・とそっけない返事しかしなくて、その後で他の部屋の展示を見ながらそういう貴重な情報をわざわざ教えてもらったのにちゃんとありがとうございますと感謝を伝えることもしなくて、すごく反省する。

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本館を出て、レストランという立て札に導かれていったのは法隆寺宝物館。

以前にも一度来たことがあるのだが、レストランしか見ていなかった・・・

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入ると飛鳥時代6〜7世紀の様々な金銅仏のある部屋が。

大きさは変わらないが、一つ一つが顔立ちもスタイルも全然違っているのが興味深い。

私はあまり詳しくないので、わからないのだが、すごく現代的に見えるものもあった。

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その後、旧東京音楽学校奏楽堂を見学して、東京芸術大学大学美術館で「円山応挙から近代京都画壇へ」で大乗寺襖絵を見てきた。

 

見えているのに、見えていない

新聞に紹介されていた、このタイトルに惹かれて、明治大学の博物館特別展示室で行われている、「見えているのに見えていない!立体錯視の最前線」という特別展を見に行った。

錯視というのは私たちは網膜に映った2次元の立体の画像を3次元立体として知覚していて、脳による視覚情報の補充をおこなっている。そこに錯乱が起きている状態が錯視という。

作品はだまし絵を立体化したもの、ボールを置くとありえない方向に動く立体、鏡に映すと全く違って見える立体などいろいろ展示されていた。

ある視点から見ないとその形に見えないものは写真で撮るのは難しかったので、わかりやすいものだけを少し写真に撮ってみた。

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これは形はそのままの階段なのにタイルの貼り方で真っ直ぐでないように見える。

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これらの図形は鏡に映っていると、全く別の形に見えている。

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視点をずらすと幾分かわかるが、まだ不思議な気がする。

大学の先端数理科学院スティテュート企画ということで、数理的解析によって、計算されて立体を作るらしい。と聞くとなんだかすごい。逆に言えば、数理モデルを解かなければこういう立体は作れなかったということなのだろうか。ちょっと工作用紙で立体を作っているような作品もあるのだが、今までは作ることが不可能だったのだ。

 

タイトルに惹かれたと言ったが、私の最近考えていることがそのフレーズだったのだ。

見えている、というのは網膜には写っているのだが、見えていない、というのは脳が認識できないものは、見えないということについて考えている。この展示で3次元の立体を網膜は2次元で写して、それを脳が情報を補充して知覚するということだったが、では4次元や5次元の図形を認識することができるのだろうか。

もしかしたら、私が見ている世界にすでに存在しているものなのに、認識できないために、見えていない、そんなものがあるような気がして、今日も空を見上げるのだ。

旧前田家本邸和館とカフェBUNDAN

前回行った時にまだ修繕中で入れなかったのが、中に入れるようになったので、行ってみた。と書いていて、前回がいつかと思って過去のブログを探したのだが、見つからない。何回か書いている東京都文化財ウィークで前田家の洋館に行った記憶があるのだが、一体いつだったのだろう。

井の頭線駒場東大前駅から歩く。数回しか歩いたことがないのにこの懐かしい感じはなんだろう。

和館に来たのは今回初めて。

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旧前田家本邸は平成25年に重要文化財に指定されている。

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広間が無料休憩所になっていて、縁側に座って日本庭園を眺める。木々から通り抜けてくる風がちょうど良い。いろんな鳥が飛び交っているのだが、姿は一瞬しか見えない。

緑色に目が癒されます。

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そして、実は今日の目的、BUNDAN へ。

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隣の日本近代文学館。通常の展示はお休みだったが、カフェは営業中だった。

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前に文学館は来たのだが、カフェは覗いただけで入りそびれてしまっていたのだが、今日はここが目的で来た。

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”ハードボイルド・ワンダーランド”朝食セット

3時半まで朝食メニューも食べられるとのこと。周りをびっしり本に囲まれて、好きな本を読んでいいとのことだが、壁ぎわを見るとすぐ手の届くところに村上春樹の本がちょうど並んでいて、ハードボイルド・ワンダーランドもあったのだが、実は読んだことがないので取り出して見てみたい誘惑に駆られたが、さすがにそれを読みながらではべた過ぎるかと、変な自意識過剰で別の本を選ぶ。しかし、薄暗いカフェで字が小さいとなんか体が反り気味で、そう老眼が進んだことを思い知らされた。

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コーヒーは苦味の芥川ブレンド

他のメニューもみんな文学作品にちなんだものなのだが、私が読んだことはないものばかりだった。以前も敷居が高く感じてしまったのはそのせいもある。でも本に囲まれているのは好きだ。本の背表紙を眺めるのはワクワクする。梶井基次郎のレモンパフェ、次回は食べてみたい。

帰りの京王井の頭線に乗って、感じたこと。そんなに走行距離は長くはないこの路線は駅に着くたびに車掌さんがアナウンスでやれさっさと降りろ、降りた人に続いてすぐ乗れ、空いたドアから乗れともちろんこんな口調ではないけれど、私にはかなりイラついているように聞こえた。車掌さんが自分の扉を閉める時も、バタンとゆっくり乗車する乗客(学生が多い?)に怒っているのかな?とも感じた。停車時間にそんなに秒刻みで時間が遅れてしまうのが、心配なのだろうか。

しかし、乗客を見回すと、なんか全員がスマホに釘付けでそんなことを感じるのは私だけなのだろうか。井の頭線の線路の両脇は紫陽花がどこまでもずっと並んでいて、車窓から眺めはもう渋谷に近い都内ということが信じられないくらい、のんびりとした街並みなのだが、毎日のように乗っている人には関係ないのだろう。どこかの電車で窓にも全部広告が貼られて、苦情を言っている人が新聞のコラムであったと思うが、これでは広告だろうが、外の景色だろうが、関係なさそうだ。やれ、早く降りと、早く乗れと言われてもそれにも気がつかないのか当たり前になっているのだろう。

 

ツバメの雛が何者かに襲われた

うちの駐車場のところにツバメの巣が一つあって、そこから一昨年ツバメが巣立っていった。てっきり去年だったと思っていたら、ブログを見たら、去年は来なかったのだと改めて気付いた。

街で今年初めてのツバメを見かけたのも年々早くなっているような気がするのだが、もう駅前の雛たちは巣立っている。うちの巣はそのままだったのだが、5月にその巣が壊されて、下に半分くらい落ちていた。もともと10年くらい前にもツバメが来て子育て中に雛がカラスに襲われて、巣も半分くらい壊れかけた感じの巣を、そのまま一昨年は使って雛が3羽無事に巣立っていったのだ。今回は誰が壊したのかと思っていたら、どうもツバメが巣を作り直したようで、二日後くらいには元よりも形のいいお椀型の巣が出来あがていた。

これなら雛も落ちる心配もなさそうな巣になったと感心して、見守っていたところ卵が孵って1週間くらいやっと小さな頭が3つ顔を出して親から餌をもらう姿が確認できた。それが先週の朝8時くらい。

ところが。

10時前にツバメがたくさんうちの横を「ツピー! ツピー!」と明らかになんか警報のような感じで飛んでいて、嫌な予感がして3階から降りて行ったら、もう巣には雛は見当たらず、親の羽?のようなものが巣から2本飛び出ているような感じで、巣自体は壊れている様子には見えないが、もう親の姿もそれ以来見かけなくなった。

何があったのかわからない。カラスなのだろうか。カラス除けに何かぶら下げるとかすればよかったのだろうか。本当にがっかりです。

豊田駅から一駅歩く

立川市から中央線で多摩川を渡ると日野市がお隣にあり、中央線で2つ先の豊田駅から日野駅までを緑の中を歩いてきた。豊田駅から線路沿いに崖線が続いている。黒川清流公園の遊歩道を歩く。

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崖の何箇所か湧き水が池に合流している。

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これくらい木の葉があると、見上げても眩しくなく、明るいけれど水も流れているせいかとても涼しく気持ちがいい。

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崖線は途中線路を交差して、離れていってしまうので、日野駅の方へ戻った。

林を抜けて住宅街に一歩出た途端に気温が一気に上がったのを感じた。崖なので開発を免れているせいもあるかもしれないが、こういう緑地をたくさん残して人の住む地域になるべく多くの緑地を作るべきだと思う。アスファルトの道との違いを体感する。

豊田の駅もすぐ近くにイオンができたり、随分と開発が進んでいるらしい。先ほど公園のネットで調べると、去年、この公園の湧き水もマンションの建設の影響で枯れて白濁していたというニュースがあった。

ただこの場所だけを守っても、崖の上で開発していけば、名水だった水も汚染され、枯れてしまうのだ。

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日野市民会館。

その日の夜。

前の日に叔母より家庭菜園で作った野菜が届いて、その中の新聞紙で包んだキャベツを開けたところ、葉の上に青虫がいて、速攻でその外葉ごと新聞紙の中に再び包んでゴミ箱へ。

次の日の朝になり、何もゴミ箱へ捨てることはなかったと気づく。別に葉ごと移しておけば蝶になったかもしれないのに、何も考えずに行動してしまう自分が情けない。公園を歩いている時は鳥とか、柵の上の芋虫を見てああ生き物だといいながら台所では別人になってしまうようで、なんと矛盾していることでしょうか。

 

 

時代とともに変わるもの

最近、ブログをずっと休んでしまい、何か平成が終わるとともに終わってしまうのかなあと自分でも感じ始めたこの頃。

今年になってから、長くやっていた喫茶店や食事の店も次々と人手不足のせいか閉店してしまって、時代が変わっていくのを感じさせられるようになった。

ブログというものを 始めたのは2009年で最初のものはちょうど5年でブログ仕舞いをした。どこかでご飯を食べたり、花を見たり楽しい日々の記録だった。

そしてそれから5年で、足踏みしているのは、やはり大きな変わり目なのだろうか。

ここへきて価値観、考え方が大きく変わろうとしているような気がしている。それをうまく書くことができずにいる。書きかけては下書きのまま、時間が過ぎてしまう。

 

www.j-cast.com

 去年の立川市の市議選でも候補者が駅前で演説していたと思ったら、当選して私はびっくりしたのだが、今回もどれだけ立候補したのかはわからないが、都内でも多摩地区の他の市でも立候補していて、こんなに当選していた。周りにそれを話すとほんとにNHKに受信料払わなくていいならいいわ、という返事が多くてまたまたびっくりしている。払いたくないとかの問題ではなくて、自分の自治体の議員としての活動が国民がNHKの受信料を払わないための活動するためだけで自治体の税金を払ってやってもらうことなのだろうか?投票している住民たちがあまり疑問に思わないことがますます怖い。

 

いつの間に10連休になったのか知らないが、デイサービスは今年のカレンダー通りで(30、1、2は黒いまま)お出かけするところも毎月のお墓まいりとツツジの花を見に行くくらいの予定で、それなら時間はいっぱいあるはずなのにすぐ終わってしまうのだろう。

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これが平成最後のブログになりますか?(う〜ん、多分)

顔カビだった

ちょうど1年前に顔が痒くなって、ブログにも書いている。

夜に入浴後にはおでことまぶたが赤く腫れていて、触らなくても痛くなってきた。

 

plumarrri.hatenadiary.com

 なんと一年間その状態で良くもならず、我慢していたが、どうしても治らないので、ついに皮膚科に行ってきた。

家からは歩いて10分くらいのところにあるが、割と新しくできた医療ビルでかかるのは初めてだが、知人が行って良かったというので行ったのだ。

受付で問診表に顔のかゆみと書いて、顔の絵のおでこと目の周りと首全体を斜線で塗った。

それほど広くない待合室は20人くらいの人が座っていたが、空いていた長椅子に座ると、目の前のスクリーンでは映画が写っていた。そうか、映画1本待ちくらいかと納得する。修道女が歌っていたので、「天使のラブソング」かと思うのだが、割と小さめの音なのでセリフは目を瞑ると英語なのでほとんど頭に入ってこない。歌になるとさすがに聞こえるが、そのまま目を瞑って顔が痒かったり、痛かったり、掻いてしまってまた耐えたりとしているうちに、眠気もあってうつらうつらして、ふと気がつくと、映画はいつの間にかスパイダーマンになっていた。

時計を見ると1時間半くらい経っていた。

よろよろと立ち上がって、隅にある給水器のお湯を飲んで椅子に座るとちょうど名前を呼ばれた。

診察室で先生は最初に受付の時に書いた問診表を見ていて、もう診断がついていたかのようで、「顔に普通にカビの菌がいるんですが、それが原因です」と言って、頬の横の皮膚をちょっと擦って顕微鏡で見た。その間1秒くらいの早業だったが、「カビの菌は脂が好物なんです」「ワセリンを塗っていたんですが」「それは油ですね」「あと馬油も塗っていました」「それも油ですね」

というような会話をして、私がしていた対処法が全く逆だったことがわかった。

目はカビではなく、他のアレルギーだということで、血液検査もすることになった。

首も違うので、薬はそれぞれのところに塗る薬と、飲み薬、目薬を処方されて、薬局でもらうと3時間くらい経っていた。

 

それにしても、マスクにかぶれたと思っていたが、病院に入院した親戚の付き添いで暖かいところで長時間マスクをしていたので、湿気がこもってカビも繁殖して、こちらの体調も疲れて体力が落ちることでバランスが悪くなってアレルギーも起きやすくなるのかもしれないと、考えると納得できる。

ワセリンを塗っていることで、皮膚はそんなに荒れているわけではなく、湿疹のような症状ではないのだが、かゆみで皮膚が赤くて痛くなってとても辛かったのだが、抗菌剤入り(ステロイドも入っていた)クリームを塗ったら、すっかり楽になった。

 

血液検査の結果は2週間後ということで、また長時間の待ち時間があるのかもしれないが、次回は映画も観れる余裕ができることだろう。

 

風邪でなくても日常的にマスクをしている人 も多いと思うのだけど、こういうこともあるのだと、お知らせまでに。

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