以前、駅のロータリーが新しくなった時ににシンボルツリーが一本北口から南口に移植された。クリスマスの頃にはイルミネーションがつけられ、新年になると新しい年号のボードも追加されて夜には光っているのを毎年見ていたが、今年の年号のものはつけられていなかった。毎日のように駅の前を通るのでいつも見ているようで、気がついていないもので、いつの間にかだいぶ枝が伐採されていたようだ。
イルミネーションがつけられていなかったのもそれと関係あるのか、木が弱ってきたと診断されたせいなのだろうか新緑が出てきて今、その姿がすっかり変わってしまったのにようやく気がついた次第。通りながら何度も目を向けて、これが今までと同じケヤキの木なのかと思うくらいその姿が変わってしまったのだ。
まるで違う2種類の木があるのかと思うくらい、枝を切ったところから新しく伸びた枝は垂れて、しかもそこについている葉が普通のものよりもみんな大きい。
上の方は今までの葉と同じ大きさで上と下ではまるで別の木のように見える。
ケヤキの樹形はそのまま手を加えなくても通常、美しい形をしているのでそのままの姿でいることが多いが、街路樹にしてあって、落ち葉の苦情が出た時とか、木が弱っていると診断されると、枝が落ちて事故になる危険があるからと、大胆に切られてしまうこともあるようだ。先日も樹木医のそうした意見が新聞の投書欄に載っていたが、いくら木のためであると言っても、人間の都合で診断されていることは変わりはないように思える。
こちらは駅の反対側のやはりケヤキの木。
写真で枝が枝垂れているところはやはり伐採されている。
南口駅前にはたった一本のケヤキの木。弱らないでまた元気な姿に戻るだろうか。