11日土曜日の未明、目が覚めたら外で豪雨のような音がしていた。窓の外を見ることなく、再び寝てしまって起きた時には真っ青な空が広がっていた。昨夜の豪雨、すごかったよね、と言っても家族の誰も気がつかなかったという。午後にあった青梅の人も、杉並の人も、「うちの方は降らなかったわ」という。そのうち、私一人が妄想の世界で嵐だったんじゃないかということに。そんな、とツイッターを見てみると、結構あちこちで局所的に豪雨をつぶやいている人はたくさんいた。だから私の聞いたのは夢じゃないと信じたい。何がフェイクで真実かは誰もわからない世の中で。
で、昨日は天気も良くて、郵便局に行ったついでに歩いていける昭和記念公園へ。
近くなのでちょくちょく行っていたと思うのだが、ブログで見ると前回に行ったのは3年以上前だった。
屋上が緑化されている建物の中には昭和天皇記念館と文化カフェなどがある。
ここはまだ公園の中ではなく、入り口の手前の広場。
銀杏並木を見に来たのだけれど、南側の列はもうほとんど散っていて、3分の2位残っている感じだろうか。
葉が散ってしまって銀杏が鈴なりについている。
やはりおとといの豪雨で今年は割とすぐ散ってしまったのだろうか。
7、8年前ぐらいか温暖化のせいかイチョウが黄葉せず散らないまま年を越してしまった年が2年くらいあったような気がするのだが、今はそれに比べると年々早まっているように思える。それでもニュースでは相変わらず何かにつけて温暖化が取り上げられるが、もういい加減に改めるべきなんじゃないだろうか。2酸化炭素の排出権取引とか、原発再稼働とかの言い訳にするのは。
トウカエデ
ヒマラヤ杉 (ヒマラヤシーダ)。一瞬、こだまがたくさんいるように見えた。
紅葉の美しい場所には沢山の人が群がってカメラを向けている
人の多いところを避けて細い道を行くと、何故かメロディーが浮かんでくる。人がいないのをいいことに歌いながら歩く。
”公園のベンチで一人〜”(また替え歌)さて何の歌でしょう?
”いま〜は〜秋”
”今日から私は心の旅人”
目立たないところの一角にキバナコスモスがまだ咲いていた。表のコスモス畑はすっかり抜き取られて春のポピー畑に向けて土の畑になっていた。
木の後ろからはヘリコプターの音が聞こえる
日曜日の夜テレビでやっていたシンゴジラで立川の広域防災基地が内閣府災害対策本部予備室になって出ていたっけ。
そういえば、その部分だけが常緑樹が並んでいる。あとはぐるりと落葉樹だ。
目隠ししているのだろうか。
木の下を通り、サイクリングロードを横切り、園内周遊列車の通る車道を抜けて覗いてみると、ホバリング中のヘリコプターが見えた。歩いて公園を出るまでずっとヘリコプターの音はし続けていた。
目隠ししているのかと言っても、簡単に出入りできてしまいそうな柵だけなので、別に木の植え方にそれほどの深い意味があるわけでもないのだろう。
でも基本的に人の歩く道ではない公園の一番端っこの車用の道路だが、私以外にもこうして覗き込んでいる人は他にもいた。
秋の公園、やはり多いのは二人連れ。