昨日、半分くらいまで書いて、夕方ご飯の支度でお米だけは研いでおかなくちゃと、パソコンをそのままにして、戻ってみたら、なぜかすっかり消えてしまっていた。
月曜日、前回の明治学院大学に続いて、東京文化財ウィーク2017で紹介されていた、早稲田大学2号館(會津八一記念博物館)と早稲田奉仕園スコットホールへ行ってきた。
スコットホールの公開日は11月2日のみで、残念ながら中を見ることはできなかったが、ギャラリーの方で7日までヴォーリズ建築写真展が開かれていた。
先にスコットホールへ向かったのだが、時間が少し早かったので早稲田大学2号館へ向かう。早稲田通りを渡って細い道から階段を少し登ると、特に守衛さんがいるような門を通ることもなく、もうそこは校舎の屋上だった。あまりにオープンなのにちょっとびっくり。
屋上の端まで行って見下ろして見たところ。
正面が大隈講堂。ちょうど授業中の時間のせいかほとんど人影が写っていない。
屋上から階段を降りると校舎の中で廊下に木の扉が並んでいるが、窓はないので中は見えない。ドアの横に休講の張り紙が貼ってあるので、授業があるのだろうが、人がいるのかどうか、まったくわからない。シーンと人の気配のしない校舎をちょっとドキドキしながら抜けて構内を歩いて行った。
まっすぐ講堂の方へと歩いていくと、右手に早稲田大学2号館があり、企画展と、常設展示があった。
中の装飾も素晴らしかったが撮影禁止だったので、外観と周りを写してみた。
(ここで再び、夕食の支度の時間となり、中断。今度は下書きに保存したので消えずに済んだけれど、1日経ってしまった。
今朝は朝、外に出ると木枯らしに街路樹のサルスベリの葉が巻き上げられて空に舞っていった。
それでは三日前に戻って、続きます。)
お昼のチャイムが鳴ると、どこからともなく人がたくさん出てきて、留学生が多いのか、聞こえてくるのは中国語?か、他の外国語の方が多かった。
こちらの銀杏ももうすっかり色づいていた。
大隈講堂を横から写したところ。この道は大隈公園との間にあり、先には大隈ガーデンハウスという学食がある。とても雰囲気の素敵な小径を通って庭園が見下ろせる学食で羨ましい。ちょうどお昼休みになり人の流れが一気に向かっていたので、隣の大隈公園を見に行く。
公園の向こう側はリーガロイヤルホテルで、ガラス張りの中はレストランから庭を眺められるようになっている。公園側からの出入りもできるようになっていて、そこからホテルを通り抜けて歩いていく。
そして、早稲田奉仕園スコットホールへ着いた。
奉仕園というのは早稲田大学創始者の大隈重信の依頼を受けてパプテスト教会の宣教師であったH.B.ベニンホフ博士がキリスト教主義の学生寮を開いたことに始まっているそう。
なんだか、この赤レンガの建物がもう懐かしく思えてくる。また会えましたね、という気持ちになる。
この建物はヴォーリズ設計事務所の設計原案、内藤多仲が施工管理、今井兼次が完成設計の1921(大正10)年完成のレンガ造り近代洋風建築。
横に回ると半地下の入り口があり、ギャラリーのスペースになっている。
ヴォーリズの自叙伝を買った。
帰り道にまた遠回りをして、駅とは反対側に向かうと甘泉園公園。
紅葉もすっかり赤くなっていた。甘泉という名前のように美味しい水は今でも湧いているのだろうか。名前の由来の看板はあったが、現在流れている水については言及はなかった。池の先を登っていくと水音を立てて流れ出している所があったが、工事ようの水を流すパイプも通っていたので、どのような水が流れ出しているのかはわからなかった。