本のタイトルは目に入る、内容は頭に入ってこない、そんな午後のエスプレッソ

昨日のお昼前に電話が鳴った。東京電力の関連会社と言ったのかよく聞いていなかったが、電気代が今の半額くらいになるのですが、と話し始めた。しばらくおとなしく聞いていたが、今の電気代は一万五千円以上ならガス代こみで契約すると云々、夜間の電気代はさらにお安く・・という話しは今までに聞いたことがありますか?と言われて、ありません、だいたい東京電力には・・と言ったら急に怒りがこみ上げてしまい、「原発の処理費用も電気代に上乗せされて怒ってるんです」までいうと相手も「はいはい」と最後まで聞かずにすぐ電話が切れた。勧誘の人に怒りをぶつけてもどうしようもないのに簡単に怒りのスイッチが入ってしまい、自分が情けない。ポスト真実の社会では感情優先の社会だというが、すでに自分もその中の一員になっているのだろうか。しかし、テーブルの上の東京新聞の一面には、電気代の検針票に含まれる原発の処理費用が解説されていて、そんな日にかけてくるのも、間が悪すぎる。あの後も電話をかけ続けて何人かに文句を言われただろうか。

 

夜にNHKためしてガッテンが始まったと思ったら、先週の放送の内容についてのお詫びを言っていた。それを見て、私もあれはまずいと思ったんだと思い出したが、先週見た時にこれは・・・と思ったのに、番組が終わるとそのことをもう考えることもなく過ごしてしまったということにまた愕然とした。糖尿病の改善に睡眠導入剤が効果がある、と言っていたので、ガッテンの放送を今後中止にしてもいいくらい検証すべきこともあると思うのだが、私自身の、これは問題だと捉える感覚が鈍くなってしまっているのだと感じる。

日々なんだかニュースに流されて肝心の大切なニュースがわからなくなってしまっているという不安に駆られている。

国会で森友学園のことが取り上げられている時にも毎日北朝鮮の暗殺事件ばかりをニュースで延々と言っていて、なぜ取り上げないのかとイライラしていたら、やっとどの局も取り上げるようになったと思ったら、今度はそちらに向いている間に共謀罪閣議決定されるかもしれない。

食中毒の原因が焼き海苔だったとか、悲劇のプリンスの生い立ちがどうとか、そういう話題で日常が過ぎていく。

ちょうど1年前のブログで取り上げた、去年読んだ本のタイトルが頭の中で蘇る。

 

いつも手遅れ

いつも手遅れ

 

 

 

plumarrri.hatenadiary.com

 

 

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