会おうとすると会えないけれど

毎年のように一月に歯の詰め物が取れているような気がするのだが、今年も珍しくフロスで掃除をしたら引っかかって詰め物が取れた。

次の日に歯医者さんへ連絡して、予約でなくて見てもらった。とりあえず取れたところを詰めてその日一回で直してもらえないかと頼んだが、他に虫歯もあって穴が空いているという。取れたところは型を取ってから詰めるので3回はかかると言われた。

高齢者の介護があるから、一週間先の予約では急に来れなくなるかもしれないからと訴えたのだけど、この時は来られなくなった時に電話してくれればまた変更しますから、ということで結局その日は柔らかい仮の詰め物で次の予約が取れたのは先生が診療の日と私の都合の良さそうな日で最短で9日後だった。

噛み合わせがいつもと変わったのか、今までの詰め物がなくなったら、物を噛むと口の内側を噛んでしまい、食事のたびに血豆になった。

ちなみに口の中は皮膚の回復力が非常に早くて、食後1時間もすると血豆の血液は吸収されて治るということを発見した!

なんとか噛まないように気をつけて食事をして、どうやら9日が過ぎて今日予約日になり治療に行ってきた。先生から今日は大丈夫でしたか、と言われ「はい」と答えた。少し削って型を取って10分もかからずに終わった。前回は予約でなかったから、この作業も出来なかったのかと思うと、歯科治療にはどうも不信感が湧いてしまう。10日近く詰め物が取れて尖った歯が舌に当たって痛いのを我慢したのに、さらに次の予約まで8日間待つのだ。

思っていたより早く終わって、家の方向と反対へ少し歩くと数件先にスーパーがあるが、その向かい側に知り合いが歩いていた。

彼女は子供が幼稚園の同級生でその頃からよく会っているが、2年前から彼女のお母さんが車椅子で家で介護していてほとんど会う時間が取れない。去年も何回か会ったのは病院の待合室でお互いに付き添いで、終わったら、一緒に近くでご飯でも食べないと聞いたら、その後にまたリハビリとか予定があるとのことでいつもすれ違っていた。

それが先週の夕方に駅前でばったり会って、お母さんのデイサービスの間に今度こそお昼を一緒に食べようと話した。その夜にメールで、もう一人同じく同居のお義母さんがうちと一緒のデイサービスに通っているやはり子供の同級生つながりの友人と3人が果たして会える日というのが1ヶ月先まで都合が合わない。あまり先になると一週間先でも最近わからないからまた来月予定を合わせてみようということになった。

そんな風にいつ会おうと約束しようとすると、一方が、何時までならデイサービスに行ってる、と言うと、何時からリハビリ、とか本当に時間が合わない。なので思いもかけないところでばったりと出会ってちょっとびっくり。私がそこの歯医者さんが終わったところ、というと、彼女はその先の整骨院のリハビリに今お母さんが来ていて迎えに来たところだった。彼女も別の歯医者さんに行っていたという。この後家まで車椅子を押して帰るということだった。

私はその先に最近新しくできた珈琲の店で一人でコーヒーを飲んで帰った。

 

 

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