日曜日の朝は雨で13℃だったが、お昼頃には晴れて青空になっていた。虫も出てくるが人間の方がどこから出てきたのというくらい、普段の日曜日は家の前の歩道を通る人も少ないのになんだかたくさん歩いていた。私もつられて駅の向こうまで歩いて行ったら、早足で歩くと汗ばむくらいだった。
なぜ早足かというと、その前の日のNHKで1時間息がきれるくらい早足で歩くのを週3回行って認知能力が上がると実験の結果がでたと言っていたからだ。
その前の別の番組で1時間ウォーキングをしてもあまり変化はないが、そのうちの3分間早足で歩くと、ミトコンドリアが増えて疲れにく体になると言っていたのを聞いて、3分早足で買い物に出かけていたが、こんどは1時間の早足はさすがにきつい。たちまちふとももが筋肉痛になった。
歩き方にといえば、少し前のテレビで便秘の人に、左手で左の脇腹(肋骨の下)、右手で骨盤の横を抑えて歩くと腸が刺激されて滞っていたのが解消するという実験もあった。駅のコンコースを早足で両手で腸を押さえて歩いている人を見かけたら私かも。
月曜日も天気が良かったので、9月に高尾山へ行った時に高尾山口の駅でもらったパンフレットにあった、高尾駒木野庭園へ行ってきた。JR高尾駅から徒歩15分で旧甲州街道沿いにある。
今は隣に大きな駒木野病院が建っているが、その前身「小林病院」という住居兼医院だった。母屋は大正年間、2階は昭和初期に増築された建物。
旧甲州街道は国道20号から小仏川沿いに小仏峠まで続く。駒木野庭園からすぐに小仏川に降りて遊歩道を歩いてみた。
すこし先に進むと遊歩道といっても、山側に入ると暗くて頭の上の蜘蛛の巣にもビクビクしている私にはその先に入れず、旧甲州街道の道を歩いて行った。
バス停の名前が日影、裏高尾と続くのだが、確かにお昼の時間でも高尾山と反対側の道路沿いの家には陽が当たっているが、道路は影になっている。
それでも山並みの木々は少し色づいていて眺めつつ歩いていたら、例の圏央道が聳えるように目の前に現れた。
山の中へ入っていく圏央道。
中央道と交差している。
中央道、圏央道、中央本線が山に沿い、途中から天空を走る。下から見ていると、あんなに危うげなところを車は走っているのかと思う。まるで美しいものを見るような錯覚が起きる。山は500年経っても美しいままだろう。人間の作ったものは500年経って美しいと思えるものであり続けるだろうか。