満月の夜、月を見ながら歩いていたら、歩道の上のGを踏んだ(内容と関係なし)

昨日、うちの辺りだけほとんど降らないと書いたら、その後、急に暗くなり1時間くらい雷雨になった。直後は温度が下がったが、夕方にはまたむっとする暑さに。それでも大雨洪水警報もでて、夕方のニュースで立川に66mmの激しい雨が降ったと言っていた。うちの周りだけが激しかったようだ。

そのニュースで参院の方の国会答弁の様子を写していたが、民主党から4人位の各党の質問者が質問している映像を流していたが、山本太郎の部分は全くでなかった。

 

また話題になってからもう随分経ってしまったが、又吉さんの本に関して他の方のブログを読ませていただいて、自分が興味を持ったのが、彼の『第2図書係補佐』という本で紹介している『昔日の客』(関口良雄著)という本だった。(そこなのか?)

話題になった日に本屋に入ると入り口に果たして又吉さんの『火花』と、他の著書が並んでいた。そこにあった『第2図書係補佐』を手に取るとレジに行き、中で紹介されているページを開くと、「この本はありますか?」と聞いた。

レジの人は担当者を呼び調べてくれていたので、待っている間に、その本を閉じて「ああ、この本もください」(ついでではありませんから)と先にお金を払った。『昔日の客』は扱っていませんとのことだった。

 

その後、別の本屋に行ったら、『昔日の客』と隣に同じ夏葉社の『星を撒いた街』(上林暁 傑作小説集 山本善行撰)という本が並んでいて2冊買った。

関口良雄さんは大森の古書店の店主で店を訪れる客や交流のあった作家たちのことが書かれている。その中に上林暁の話しもでてくる。

『星を撒いた街』の第1話の「花の精」は昭和15年初出となっているが、作者が庭で大切に思っていた月見草を植木職人が雑草と思ったのか処分してしまい、多摩川の川原にとりに行く。今の中央線に乗っていくのだが、その頃は省線という名前で呼ばれていたと知る。武蔵境の駅からは今の西武多摩川線が電車ではなく、ガソリン・カアでレールの上を北多磨の駅まで行く。線路のふちから多摩川の川原にいっぱいの月見草が揺れる。帰り道の最終のガソリン・カアが一面に咲く月見草の原を行く風景が美しい。

武蔵境から三鷹駅ときて、家の最寄りだけA駅で降りるとあるけど、そこは阿佐ヶ谷でしょうと西荻窪で過ごしてきた私には妙に親近感を覚えてツッコミを入れてしまった。

 

その後、私も西荻窪に行く用事があった際に、通りがかりの古書店に入っていった。表の商店街の方にあった古書店は入ったことがあるが、そこははじめてだった。そしたら、やはり『昔日の客』の中に出てくる尾崎一雄という作家の『蜜蜂が降る』という本を見つけて買って来た。

 

今までしらなかった本ばかり、きっかけは又吉さんの本からなのだが、もったいないので少しづつすべての本を並行読みしている。『第2図書係補佐』の方は小さいからバックに入れてエクセルシオールで読んでいるとつい吹き出してしまうので困ったものだ。

若い頃に又吉さんが占い師に見てもらって、すごくいい手相とほめてくれたあと、手を見ながら年を数えていって、35歳であっと叫んだというその人に私も占ってもらいたい。見事に今年35歳で芥川賞受賞、おめでとうございます。

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 おもわず撫でたくなる本たち

 

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