夜のニュースで渋谷川が移動するといっていた。今は渋谷駅の地下を流れていて、その写真が出ていたが、かなり広くてそこが乗り換えに便利な地下広場になり、それに伴い、川が東へ移動するという。
そういえば、改修中でわかりにくい渋谷駅のことをブログで書いて、線路の前の川の写真を載せているが、これは暗きょからでたあとの渋谷川だったようだ。それを書いたのはもう2年も前だった。その後もまだずっと工事が続いていたのだった。
これからヒカリエの隣(?)に230mのビルが建ち、周辺に高層ビルが次々できるようなことをいっていた。
だんだん映画で近未来というとでてくる渋谷に現実が近づいていく気がしてきた。
最近は佐藤愛子さんの『私の遺言』を読んだ。母が佐藤愛子さんが好きでほとんどの本を買っていると言うので、リクエストして貸してもらった。書かれたのは2001年から2002年だが、昭和50年に北海道に山荘を建てたことから始まる20年以上にわたって経験した出来事である。
私の伯父の家と佐藤家のお寺が一緒で、今年の春のお彼岸で母は佐藤愛子さんとすれ違ったといっていた。90歳は超えていられるのに、背筋も美しく歩いていたそうだ。
5月にタルコフスキーの映画のことを書いたが、ネットで見られることがわかってから、その後「鏡」と「サクリファイス」と「ノスタルジア」をやっと見終わった。
特に「サクリファイス」と「ノスタルジア」には強烈なインパクトを受けた。といっても20分毎に分かれているパート1と2を見ていても、睡魔に襲われて半分くらい終わって一度寝て、また見直したりしていたのだが。
それでも初めて見たとは思えないような既視感はどこからくるのだろうか。誰でもそう感じるのだろうか。そうではなくて、aniram-czech (チェコ好き)さんの日記を読ませていただいて、まるで自分がすでに映画を見たような感覚になってしまったのだろうか。もちろん、私には解説のようなことはなにもいえない。ただ、映像も音楽もセリフもあらゆる場面で「昨日その言葉を読んだ気がする」「そのことについて何か考えていた気がする」というように思えてしまうのだ。
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日本の生花のようだといって生命の樹を植えるシーン。
今読み始めた本。
今までカズオ イシグロという名前は知っていたのに読んだことがなかった。しかし、新聞の書評やコラムで取り上げられているのを読んだら、これは読まなくてはと感じた。
自分の生きている世界と自分以外の人の生きている世界がずれているような感覚。それは同じ時代を生きているのに見ているものがまったく違っているという感じ。あとから同じ体験を話すのに別の記憶としか思えないような現実。
ある世界では高齢者がもっとも貧困であるという。
新幹線での自殺のようなこともこれから色々なところででてくるのではないだろうか。
(そういえば「ノスタルジア」の映画の中で似たような場面があったのだった)