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根川緑道から残堀川

本屋の棚に「き・まま」という冊子を見つけ、表紙に国分寺崖線を極める!!とあったので買って来た。タイトルの横に地元が一番おもしろい・はけ周辺の人と暮らし、時々遊びNo.4とある。崖線が好きな人は私以外にもかなりいるんだと嬉しくなった。

立川にも立川崖線と青柳崖線がある。

手元にある、「里山だいすきガイドマップ」に立川から府中市までを紹介した地図があるが、発行はくにたち郷土文化館のものだ。他にも府中市小金井市三鷹市などでもそういうはけの道などを紹介した地図をもらったが、肝心の私の住んでいる立川市のものは商工会議所発行のものはちょっと視点が違うし、市役所が発行しているものもバスの路線図や農産物販売所ハザードマップしかない。

残念なことに、崖線が残っているところも部分的ですっかり住宅になっているところも多い。

先日、おとなりの国立市で、老化で倒木のおそれがある桜の木の伐採がはじまったら、以前からそれに反対していた住民が木の前に立ちふさがって、その日の作業が中止になったというのを聞いた。

立川市の旧市役所前の通りの桜並木に対して、掃除が大変だから、倒れるおそれが出てきた木を切って欲しいという住民の声も聞く。

街路樹のイチョウ並木も市によって切り方があまりにも極端で、車で走っていると市が変わった途端にまるで丸太のようになっているところもある。きっと落ち葉の掃除が大変だという意見を重視すると枝をどんどん切り詰めてしまうのだろう。

 

先週のことになってしまうが、根川緑道から残堀川への道を歩いた。

根川はもともと立川段丘の湧水を集めて多摩川に注ぐ小河川であったという。その後、埋め立てられ、昭和48年から49年に人工水路として再現されていて、平成8年から立川市錦町にある下水処理施設より高度処理水を流している。

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この右手に「スープ・カフェ なんでもない日」というカフェが出来ていたのでスープとパンのランチをいただいた。窓から根川の景色を見ていると本当に静かで気持ちがいい。

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根川の水は高度処理水だが、臭いは感じない。この先で多摩川に合流するところに前回でてきた府中用水の取水門がある。

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いつも桜が咲くと、根川緑道から写真をとっているが、先日この下水処理施設が他の場所に移るためにこの水源がその先なくなるらしいと聞いた。

市のホームページを確認すると、平成22年の時点で水源の確保を検討し、供給施設を平成26年ごろまでに整備するという計画があったが、いまの時点でできたのかどうかははっきりわからなかった。桜の名所も水がなくなってしまうと、木そのものも枯れてしまうのではと心配する声があったのだが、どうなることだろう。

さすがに、この緑道は守ろうとしているようには思えるが、多摩川護岸だって数年前は高木があるので野鳥がきているといわれていたのに、あっという間に高い木もススキもみんな切ってしまったのだ。

 

根川の先に行くと、残堀川という川がある。

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左手が立川崖線。

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桜の木の下を歩く。

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残堀川は昔、大雨のたびに氾濫する川だったが、もともとの流路が変更されたり、河川改修工事で川底を掘り過ぎて礫層に到達し、水が抜けてしまい水無し川になっている。

崖は大滝という名前になっている。反対側から見ることはできなかったが、水が流れていないので滝は見られないだろう。水がなくなる前は排水路になっていて洗剤汚染がひどかったようだ。今は水の代わりにゴミが見える。

 

木と湧水の小川がながれる風景は、それを残そうとしなければ、危険だからと切り崩して住宅になってしまうのだろう。立川崖線を地図でみながらそう思った。

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