昨日原宿まで行った。駅の改札を出ると、今日は明治神宮が行事があるので参拝できません、というような紙が出ていた。まさかオバマさんが参拝に来るとは思わなかった。
その後、地下鉄を乗り換えて外苑前にでた。(本当は別の駅にでるはずだったが、勘違いというか、間違えた)。それでもお天気が良かったので適当に歩いて行った。適当に歩いていたら何故か銀杏並木だった。そこらへんでお腹がすいていたのでカフェを探していたのもあるが、銀杏並木の下を歩いた。まだ若葉は小さいけれど生命力が溢れ出すように繁っていた。
黄色く色づいた時に訪れたことがあるが、この正面に見えるのが絵画館であることは今日歩いて初めて知った。
昨日の東京新聞の朝刊の一面で国立競技場の解体延期要望の記事がでていたので、イチョウ並木のことが頭の片隅にあったと思う。オシャレなカフェは混んでいたし入りづらくて、そのまま絵画館まで歩いて行った。
聖徳(せいとく)記念絵画館。大正15年竣工。公募された156点のなかの一等入選作・小林正紹(まさつぐ)氏の原図をもとに明治神宮造営局において修正。
明治天皇、昭憲皇太后お二方の御事績を描いた日本画、洋画の壁画80枚が展示されている。
朝刊によると、この絵画館前のこの広場あたりだろうか、2020年のオリンピックの時に陸上大会に不可欠なサブトラックが仮設で設置される計画になっているという。
いまでは秋になるとニュースになる、このイチョウ並木が植栽されたのは大正12年というから、ここまで大きく立派に育つのにもう91年経っている。その間、この景色を訪れる人達が見ていたことになる。
私は景色が人に与えるものはこうだと言える訳ではないけれど、精神の何処かにはその影響が必ずあると思う。そこに行って見てきたこと、その道を歩いたことは、それを知らないときの自分と何かが変わるような気がする。
絵画館前からイチョウ並木を見てみた。この左手に有名なナンジャモンジャの木(ヒトツバダコ)がある。
なんと、どう見ても枯れてないですか・・包帯を巻かれて重病人のよう。本当だったら5月の初めに白い花を咲かせるはず。現在は2代目ということで、もともと幕末からこの地にあった珍しい樹木とパンフレットにも紹介されているのに。
JR信濃町駅前のイチョウ並木の葉はまだこれ位でした。外苑前のイチョウの生育はやはりとてもいいですね。ちなみにこの先は検問中。どうりでたくさんの警官がいた訳です。