時代は流れて

このところ東京でも風が冷たく、気温の低い日々です。

昨日の夕方まだ5時前ですが、お月様が丸く輝いていました。

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南の空はまだすこし夕空の部分も。

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こんな風に細長い空を私は毎日見ています。

買い物に出た時はまだ空は明るくて、丁度このビルとビルに橋が架かるように何本かの飛行機雲が出ていたのですが、上空は風が強いのかその雲がぐんぐんと移動しているのが見えました。

夜少しづつしか読めないけれど、半藤一利さんの『昭和史』を読んでいる。

今の時代と重なって見える部分がある。世の中に貧しい人が増えていく、景気の良くなる事が庶民の願いとなり、軍の力が強くなって行く事に国民が後押しをしていく・・・

 

昭和史 1926-1945

昭和史 1926-1945

 

 昭和八年日本が国際連盟から脱退した時、昭和天皇はその後でも牧野内大臣に脱退しなくてもいいのではないか、と聞いたときに、この方針を貫くほかないと言われて、

「そうか、やむを得ないのか」

と空を仰いだという話が残っています。

この後、孤立化した日本はいよいよ軍部が支配する国となり、国民的熱狂に押されながら、戦争への道を突き進むことになるのです。(p.111)

 

駅前ではイルミネーションが美しく輝いている。

毎年同じようにクリスマスだからとケーキを食べてきたけれど、そんな時代も終わるのだろうか。

 

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