今夜は何たべる?

2,3日前に東京新聞のコラムで広がり続ける食品の偽装問題のことで、ハマグリなどは今絶滅危惧種で外国産のチョウセンハマグリやシナハマグリを含めてハマグリと呼ばれているのでそれを区別するなら学名で表示しないといけなくなる、という様な事が書いてあった。

 

昨日買い物に行ったとき、魚屋さんでそのハマグリ(千葉産)が売られていた。

ネットで見るとこれがまた普通に売られていた。希少な国産ハマグリ、1キロ1980円というのもあった。今が旬、生ものなので二日以内にお召し上がりくださいとあるのに、ひな祭りや卒業式のお祝いに、とある。

すべてがどこかで矛盾しているようにも思えるのだが。

 

昔テレビで回転寿しの人が魚の名称は取れた場所によって変わるので、穴子が鰻になったりするというような告白をしていた。違うけれども似ているものをこっちで呼んでもいいよね、という暗黙の了解みたいになっているのかと思った。芝海老をバナメイエビと呼んでもいいよね、というのもそういうのがある業界では常識だったということなのだろう。

 

魚を買う時に、魚の表示してあるものを見ると、〇〇産、というものや、〇〇沖、みたいな表示の仕方があり、それが取れた場所を表示してあるものと、上がった漁港で表示されているものがある。水産庁の通達で福島第一原子力発電所の事故以後、生産水域名を明確化した原産地表示を奨励する通知がでているので、それに基づいて表示されているのだろう。

しかし、消費者には、例え正確に表示されていても、魚自体が回遊しているので何処を泳いでそこに来たかまでは分からない。

 

海沿いでもない所に住んでいながら、こうしてお店に行けば何千キロ先の海で取れた魚まで色々な種類の魚が並んでいる。そんなに遠くから来た魚達を毎日のように普通に食べられるのってどうなんだろう。それがまるで当たり前のように思ってしまっていいのだろうか。

 

おばあちゃんは青梅で育って、子どもの頃川魚しか食べていないから、今でも魚は好きじゃないと言う。魚というのはワカサギ位がいいらしい。

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で、買ってきたのはマグロ。

自分の行動が一番矛盾していないか。

 

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