あ、正しい知識ではなく、自分の勝手なイメージですが。
料理の本を読むのは楽しい。夜寝る時に、1ページづつ読んでいる。写真がない料理の本を頭の中で作る手順を想像してみる。
パリっ子の食卓 ---フランスのふつうの家庭料理のレシピノート
- 作者: 佐藤真
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/05/21
- メディア: 単行本
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ブログで美味しそうな料理を見ている時と、本の文字から頭の中で料理を想像している時とでは、脳の使っている部分が違う様な気がする。
レシピを読みながら、その素材を思い浮かべて、手順に沿ってフライパンでベーコンの焼ける匂いを感じて、食べたときの食感や味を想像している時!最高に幸せな思いに浸って眠りにつくのって最高でしょ。
でも、年齢とともに脳も退化してくると、そういう風に字を読んでもだんだん想像できなくなってきているかもしれない。だから、一日1ページなんだけど。
中学生の時に『プーさんのお料理読本』という本を読んで、その中でシナモンシュガートーストというのがあった。今手元にはないので、記憶なのですが、これです。
- 作者: A.A.ミルン,ケーティ・スチュアート,アーネスト・H.シェパード,鈴木佐知子
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 1976/11/15
- メディア: 単行本
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トーストは食べた事があるけれど、バターにシナモンシュガーをかけるという、ただそれだけのシンプルな、料理とは呼べないだろうけど、想像するだけでもう期待が高まった。今でも、「トーストにする?シナモンシュガートーストにする?」と自分の中ではあくまでも特別な一品のままだ。
ところで、まだその想像でしか味わっていないものがある。
今日またある方のブログでその文字を見てしまったのだが、先日回転寿司に行った時、壁に今月のお勧めが貼ってあった。そこにあったのが、岩牡蠣だった。「カキだって」と言っては見るものの、頼めない。
昔、小さなお店で男性が一人でワインと生ガキを注文して食べていたのを見た事がある。いつか、いつか、私も食べたいと思いつつ、何故だか未だに食べた事がない。いや、たぶん頭の中ではそういうシチュエーションの度に味わっている様な気がする。誰かが注文する度に一緒に食べている様な。不思議ですね。生ガキは当たるから絶対食べないとか、加熱用に比べて生で食べる為に、消毒薬にどっぷりつけてあるから食べない方がいい、とかそう言って食べない人もいます。そういう人の話を聞いても、やっぱり食べては見たい。
ところが、気がつけば私は回転レーンを流れてきた、カキフライのお皿を取っていたのでした。うーん、何故だかすでに冷めたカキフライを食べながら、今年のカキも終わってしまったのでした。(えっ、そうチャンスは1度くらいです)
どうも、カキを食べるにはあの男性が一人で食べていた様な特別な雰囲気がないと、食べる事ができないのかもしれない。まず、回転寿司で頼むなど論外。