予想最高気温は22度と一気に春めいてきました。今日はヒートテックを上下とも脱いで、掃除して、空気清浄機のフィルターも洗って、ついでに久しぶりでエステーのAIR COUNTERで計ってみると、0.07-0.09μSv/hでした。
10年くらい前から花粉症ではないはずなのに、風が強い日に出かけると、目がかゆくなるので黄砂が原因と思っていたのですが、この頃は北京の大気汚染の報道でかなり警戒されるようになりました。外出する時には重々注意した方が良さそうです。
外出といえば、先日入っていた公報で、帰宅難民に対応するために条例で、外出する時には懐中電灯、笛を携帯することとか書いてありました。私は鍵と一緒にくっつけるようにしているのですが、そういって周りの人達にも言ったら、震災後しばらくはそういうものを持ち歩いていたけれど、最近は持ち歩かないという人がほとんどでした。
今朝は23区が震源の震度2の地震がありました。
やはり気を緩めてはいけないようです。
今日読み終わった本
- 作者: 日高敏隆
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/01/26
- メディア: 単行本
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何日か前に他の方のブログで紹介されていたのを見て、すぐ本屋さんで買って来た本。
「この本を、これからの少年少女と大人に贈る。」とはじめにの中にありましたが、読みやすくて一気に読んでしまいました。
何年か前に、『春の数え方』という本を読んでいるのですが、あらためて、「ソロモンの指輪」以来、私自身も知らない所で、日高さんの影響を受けていると感じました。
東大の理学部時代に「なぜ」を問うてはいけないといわれたという話がある。科学は「なぜ」を問わないものだといわれていたそうだ。世界はなぜで満ちている。そういう問いをもてるのも人間だけなのではないだろうか。「なぜ」と思えることは生きる喜びでもあるような気がする。
それに対して答えが人間にわかるのかというと、論理的に筋が通ると真理だと思ってしまうところに、人間にはイリュージョンを通してしかものが見えていないのだという。人間にはものの本質がみえるのだろうかと。
この本の帯に「動物行動学者がやさしい言葉で綴る自然の魅力発見エッセイ」とあるのだが、生物はどういうものだという以前の人間がどう見ているかをまず問題にする。こんなふうにみてごらん、といいながら、人間は人間の見方でしか見えていないんだよ、と教えてくれる。