尊厳死について法制化するという話があり、それに対して難病で治療を受けている人には、高い医療費や、介護する家族が疲れてついに死を選択せざるをえない状況に追い込まれる可能性があるので反対、という記事をみた。
医者の側からは、責任を問われないためには、必要かもしれないが、法律で決められる問題ではないのだろう。
もし救急で意識不明の時に挿管されて助かったが、目が覚めて苦しいからとってと言った時、取ったら死にますよといわれても取る事を希望した、だけどとったら苦しくてやっぱりつけてくれといっても間に合わなかったら医者の責任なのか?
人間はそんなに悟った人ばかりではないから結局苦しいのは嫌だけど、死にたくはない、とジタバタするのだろう。
そもそも今の医療しか選びようがない事も問題なのかもしれない。
もし家で倒れれば救急車で運ばれて、手当を受けることになるが、その時に医療を尽くせば当然その後も医者のお世話にならざるを得ないのだから。
もう少し別の選択肢があるのかもしれない。
特に考えたくない事だから、大抵家族でも(特に親に対して)そういう話はしないものですが、普段からこう死にたいとか話ができるといいのだけれど。
家で死んだ人は孤独死ばかりでニュースになってしまうけど、本当は家族に見守られて家の布団で死にたいと思う。
そして家族にありがとうと言って死ねたら最高に幸せなことだと思う。