お祭りが終わって

今日は道路に蝉が2匹落ちているのをみた。そろそろ季節が変わろうとしているのだろうか。それなのにまだ暑さは続いている。

 

週末は町のお祭りで3日間は町内会のご飯作りの日々だったが、心配していたお料理も得意な人がちゃんといて、すべてがうまく出来上がった。メニューを貼って材料が揃っていれば、数人がそれぞれの仕事をこなして、50−80人分の料理がたちまち完成した。あまりに手際がよくて、皆忙しく参加できる時間も限られている中、その短い時間でもちゃんと出来上がった。私が切ったのはキュウリ1本、トマト1個位でただ何時にどうして、何を準備してと確認する位で終わった。

 

昨日はぐっすり眠れると思ったけれど、朝の暑さで目が覚めるとまだあの時こうすれば良かったのかと考えている自分がいる。

気がつくと筋肉痛で腕と足が上がらない。

 

役が回ってくるのは大変だけれど、とても貴重な体験でもある。

1回で人のつながりがたちまち強くなっていく。

もうこの町に住んで20年なのにこういう時になってはじめて、同じ町内会の人と知り合いになることができるのだ。右に曲がって5軒目の家も、左に曲がって10軒目の家もこんなに近くに住んでいながら、全く知らずに過ぎてきた 。特にビルの2階、3階になるだけで、昔のように家の前を通ればお庭で会って挨拶してということもまず無くなり、住んでいる人の顔がわからない。

無くなってからそれを取り戻そうとしても、もうすべが見つからないこともある。だから、それに気がついたら、どんなに大切なことかわかってくるのだ。

 

しかし、町会内の個人商店がほとんどなくなり、買い出しもだんだん大変になり、高齢化や家族構成の変化や、生活の変化で同じことをするということが難しくなってきているのを感じる。

今回やっている人の中でも年齢から、次回何年か後に回ったきてももうできないだろうと言っている。前と同じだけではやはり対応できなくなってくるように思う。

ではどうやって変わっていけばいいのだろうか。

そういうことが分かってくる為には何回か経験を積んで行かなくてはいけないのだろうが、かといって毎年これだけの時間を割けることは難しい。何年に1度だから、覚悟してやっているという感じなので、そこの負担ももう少し軽くできる方法などもあればいいのだが。

 

今は大切なものを失くさないようにしたいと思う。

 

 

 

 

 

 

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