起動と稼動

はてなダイアリーとブログ両方始めたのですが違いがわからず、この度インポートできる事になったそうなので、一緒にしてしまいました。

読みづらくて申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

 

さて、もう1週間前になってしまうが、野田首相は6月8日に国民の生活のために原発の再起動のプロセスを進めると演説をした。

 http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/2012/0608.html

 

しかし、新聞ではその言葉は聞かなかったかのように、「再稼動」という言葉のままで、演説の要旨でも「再稼動」に直してあった。

 

再起動というのはパソコンを消して、またつけるという時に使うが原発をスイッチひとつで動くような感じを与える言葉を敢えて使ったように思えてならない。

 

昨日読んでいた『若い読者のための世界史・下』(エスンスト・H・ゴンブリッチ)の中で1400年頃新しい時代に変わったというところで、次のような文章があった。(P27)

 

「ある日とつぜん馬に乗ったラッパ手が街にあらわれて、「みなさん、新しい時代がはじまりましたよ」と告げてまわったら、どんなにすばらしいことだろう。しかし、現実にはそのようなことは起こらない。人間は見方を変えているのだが、自身ではそのことに気がついていない。そしてあるときとつぜんそれに、古いノートを開いたときのきみのように、気がつくのだ。そして得意になり、「おれたちは新しい時代に生きている」という。さらにしばしば、「むかしの人間はおろかだった」と付け加える。」

 

昔の自分が愚かだったと変わるのは自分自身である。

 

 

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