昨日から西多摩組合でも女川のがれきの受け入れが始まった。
続いて、日野市、多摩ニュータウン環境組合、多摩川衛生組合でも受け入れが始まる。
昨日から搬入されたがれきは写真で見るとほとんど木材のチップのようになったものであった。
Actioという雑誌の6月号の特集に、横浜国立大学名誉教授の宮脇昭さんの震災瓦礫を活かした「いのちを守る森の防潮堤」という記事があった。
それによると、選別したがれきを埋め、土と混ぜて高さ20mのマウンドを作り、その上に土地本来の森を作ることによって、緑の防潮堤を作れば、瓦礫も地球資源として活用できるという。
宮脇さんは去年から当時民主党の幹事長だった岡田さんや、復興構想会議議長の五百旗頭真さんに提案しているそうだが、法令で震災瓦礫は産業廃棄物とされているため、木質のものは焼却しなくてはならないとされていて、できなかったそうである。
その後、瓦礫は産業廃棄物ではないと言われたそうだが、一度進んだ方向から変わっていく気配は今のところない。
あそこまで、分別が終わっているのなら、そして、資源として活用され、復興に役立つ方法があるとわかっているなら、その方向を転換して行くことはそんなに難しいことだろうか。
宮脇さんの目指すのは次の氷河期がくる9000年先まで持つ命の森づくりだという。